欧州5大リーグでプレーする選手を多く育てたクラブランキング2022
CIES Football Observatory(スポーツ国際研究センター)が「今季のヨーロッパ5大リーグ(イングランド、ドイツ、フランス、イタリア、スペイン)でプレーする選手を多く育てたクラブ」のランキングを今週のレポート(Weekly post 394)で発表しました。
昨年のレポートで6位(25人)だったバレンシアは今年も変わらず25人で6位、4年連続でトップ10入りとなりました。
この"育てたクラブ"の定義ですが、UEFAの定義では「選手が15歳から21歳の間に3年以上プレーしたクラブ」となっています。ここには選手が15歳と21歳の誕生日を迎えたシーズンも含みます。
こちらのデータでは、その中で「今季の国内リーグ戦に出場している選手」という条件で選出されており、GKについては第2GK、第3GKのために「過去2シーズンでトップチームでのプレー経験があること」という条件も足されています。
今年のランキングのトップは昨年に続いてレアル・マドリーで43人、次いでバルセロナの38人となっています。
国別に絞ると、イングランドでは昨年のアーセナルに代わってマンチェスター・ユナイテッド(28人/5位)がトップ、イタリアでは昨年に続きアタランタが最多(24人/7位)、フランスでは昨年と同様リヨンが最多(34人/3位)、ドイツのクラブはトップ20に入れませんでした。
マドリー、バルセロナ、バレンシア以外のスペインのクラブでは、以下のクラブがトップ100に入っています。
アトレティック・クルブ 23人
レアル・ソシエダ 23人
アトレティコ・マドリー 20人
エスパニョール 20人
ビジャレアル 16人
セルタ 14人
セビージャ 14人
オサスナ 12人
ラージョ 10人
マジョルカ 8人
ベティス 8人
バジャドリー 8人
マラガ 7人
ヨーロッパ5大リーグだけでなく、ヨーロッパ全てのプロリーグ:31リーグを対象にするとバレンシアのリストは30人となります。こちらのランキングではアヤックスが85人でトップになります。
今季のヨーロッパ5大リーグでプレーするバレンシアのカンテラ出身選手25人は以下の通りだそうです。
- ホセ・ルイス・ガヤ
- トニ・ラト
- クリスティアン・リベロ
- ウーゴ・ギジャモン
- ユヌス・ムサ
- ヘスス・バスケス
- クリスティアン・モスケラ
- フラン・ペレス
- ダビド・シルバ(レアル・ソシエダ)
- クリスティアン・ポルトゥ(ヘタフェ)
- ラウール・アルビオル(ビジャレアル)
- フェラン・トーレス(バルセロナ)
- イスコ・アラルコン(セビージャ)
- ラファ・ミル(セビージャ)
- ナチョ・ビダル(オサスナ)
- ジャウメ・コスタ(マジョルカ)
- イ・ガンイン(マジョルカ)
- ロジェール・マルティ(エルチェ)
- パウロ・ガッサニーガ(ジローナ)
- フェルナンド・マルティネス(アルメリア)
- アレックス・センテジェス(アルメリア)
- ファン・ベルナト(パリSG)
- カルロス・ソレール(パリSG)
- ビセンテ・グアイタ(クリスタル・パレス)
- ゴンサロ・ビジャール(サンプドリア)
ジョルディ・アルバが入らず、1年しか在籍していないフェルナンド・マルティネスが入っているという謎リストなのですが、公式がそのようにカウントしているのであればそうなのでしょう。
また、欧州31リーグに広げると、以下の5名が追加されるとのことです。
- トニ・マルティネス(ポルト)
- フラン・ナバーロ(ジウ・ヴィセンテ)
- シト・パスクアル(アステラス・トリポリス/ギリシャ)
- チャハ・レウコ(ネア・サラミス/キプロス)
- カルロス・モロス(ミャルビー/スウェーデン)
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