ペドロ・アレマンが二度目の退団
クラブは、VCFメスタージャのペドロ・アレマン(23)がセグンダのグラナダに3年契約で完全移籍したことを公式発表しました。

アレマンは、今季いっぱいでクラブとの契約が切れる──つまりあと8日しか契約がないため、彼の移籍によりバレンシアに移籍金は入りません。それにもかかわらず、クラブが「移籍で合意」と報じたのには理由があります。
バレンシアはアレマンとの現行の契約に契約延長のオプションを保持していました。そしてクラブがこのオプションを行使する可能性が残っていたため(理論上の話。実際はバレンシアは行使するつもりはありませんでした)、移籍という形での契約成立となりました。
今回、バレンシアはこのオプションを放棄する代わりに、2つの「恩恵」を受けます。
まず、バレンシアは今後3年間の優先買い戻しの権利を保持します。3年の間にグラナダから他のクラブへの移籍が決まった場合、そのクラブのオファー額と同額の移籍金を支払うことでアレマンを買い戻せるという権利です。
もう1つが、選手の経済的権利です。3年の間にアレマンがグラナダを去る場合、バレンシアが買い戻さなくてもグラナダが手にする移籍金の15%をバレンシアが得る、という権利も保持します。
このエルチェ出身のMFがパテルナを離れるのは今回が2度目となります。最初の退団は2022年12月、オランダのスパルタ・ロッテルダムに移籍した時でした。スパルタで1年プレーしエールディヴィジデビューも果たしましたが、目立った活躍は出来ず、2024年1月に残留争いに苦しむVCFメスタージャに復帰しました。半年間でチームを降格から救い、今季はRFEF2部リーグで27試合に出場し、4ゴール3アシストを記録しました。
グラナダでは、同じエルチェ出身のバレンシアのカンテラーノで、先日ディナモ・ザグレブへの移籍が決まったゴンサロ・ビジャールの後釜としての活躍が期待されています。
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ペドロ・アレマン (プロフィール)
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