アングーロ監督と契約延長
VCFメスタージャのミゲル・アンヘル・アングーロ監督(48)と2027年まで2年契約延長したことを公式発表しました。

バレンシアでの公式戦出場試合数で歴代5位の記録を持ち、クラブ史上最多のタイトル獲得を誇るアングーロは、2013年1月から指導者としての道を歩き始めました。2013年の夏にインファンティルBの監督に就任し、イ・ガンインやパブロ・ゴサルベスらを率いてリーグ優勝を達成。それから12年に亘って、バレンシアのアカデミーで選手育成に携わっています。
2015年末にはギャリー・ネヴィルの監督就任に伴い、トップチームのアシスタントコーチも務めました。
VCFメスタージャの監督は2021年の夏に就任。初年度でRFEF2部リーグ昇格を勝ち取り、翌2022/2023シーズンにはタレガ、モスケラ、ハビ・ゲラ、フラン・ペレス、ディエゴ・ロペス、アルベルト・マリといった選手たちを抜粋し、RFEF1部昇格プレーオフにチームを導きました。今季までの4シーズンで、アングーロ監督が始動したVCFメスタージャから19人の選手がトップチームデビューを果たしています。

アングーロ監督
「クラブからの信頼を得て、リザーブチームの監督としてバレンシアで仕事を続けられることを大変嬉しく思います。新たな挑戦、選手の成長を促すための学習プロセス、プリメーラで戦える選手の育成に力を注げることに大きな熱意を感じています。この熱意、敬意、努力と共に、監督として、若い選手たちの成長を支えていきたいと思っています」
「バレンシアは私の家であり、家族です。選手として在籍していた時もそう感じていましたし、監督となってからもこのクラブの価値観を強く感じています。私が監督としてのキャリアを続けるにあたり、ここ以上に相応しい場所は考えられません。バレンシアのようなクラブに所属し、努力、自信、謙虚さ、敬意、チャンスを得て人生を歩んでいくことは、私にとって誇りです。選手としてここで素晴らしいことを成し遂げたことに満足していますが、監督としても素晴らしい目標を達成し、優秀な選手を育成できていることに満足しています。今のトップチームにはリザーブチームでプレーした若い選手が多数在籍しています。私たちの願いは、選手を育成し続けることであり、そのプロセスに関与できることを誇らしく思います」
「私たちの目標は選手たちの才能を見つけ、トップチームで活躍できるポテンシャルを持つ選手を発掘することです。VCFメスタージャはその過程において重要な役割を担っています。フベニールからきた選手で、多くの出場時間を手にした選手もいます。彼らには適応するための時間を与え、彼らを理解し、長所と短所も改善していきます。そして2年目、3年目に、彼らがエリートの舞台に立つ準備ができているかどうかを見極めます。毎年、目標は才能のある選手を発掘し、それを発揮する機会を与えることです。そこから飛躍へのプロセスが始まります。そして時に、デビューできる状況が整うこともあります。今季も数人の選手がデビューを果たしました。私たちの目標は、毎シーズン4~5人がトップチームデビューできるような場所を作ることです」
「フベニールAの選手全員を注視しています。彼らは素晴らしいシーズンを過ごし、リーグ優勝とチャンピオンズカップ準優勝という成果を収めました。彼らの成長は私たちにとって非常に興味深いものであり、多くの選手はこのままVCFメスタージャで継続してプレーしてもらうことになるでしょう。今季のバレンシアアカデミーはフベニールA、B、カデーテAと3カテゴリでリーグ優勝を果たしました。いずれのチームにも才能、体格、チームスピリッツ、プリメーラにたどり着くポテンシャルを秘めた選手が揃っており、私たちは非常に興味深く、彼らを見ています」
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