歴史上最悪の数字に並ぶバレンシア
今季のバレンシアの数字は恐ろしいものであり、改善が見られない場合、近い未来のセグンダ降格が予測されます。
今季のラ・リーガは残り10試合ですが、勝点42に到達して残留を確定させるためには、バレンシアはここから勝点15を積み上げなければなりません。つまり残り試合の半分に勝たなければならないということです。
先週末までの28試合でバレンシアは14敗、つまり戦った試合の半分で敗れています。特にアウェーでの成績は酷く、10月7日のエル・サダールでのオサスナ戦で1勝を挙げたのみで(3分10敗)、直近8試合では勝点1すら拾えていません。アルメリア相手にカスティジェホがゴールを決めるまで、アウェーで600分以上得点すらできていませんでした。メスタージャでは多少の改善はみられるものの、それでも6勝3分5敗と充分な数字を残しているとは言えません。
クラブの104年の歴史の中でこれほど多くの試合に負けたのは、セグンダに降格した1985/1986シーズン(18チーム34試合制)のみです。このシーズンも第28節を終えて14敗(5勝9分)しており、最終的には34戦17敗(8勝9分)でシーズンを終えました。
現在のバレンシアは確かに残留ラインまで勝点2差であり、数字的には勝点30を積み上げられる余地を残していますが、1986年も残り10試合の時点で同様の状況──残留ラインまで勝点2差であったことを忘れてはいけません。
バラハ監督のチームはやってくる試合で3ポイントを追加し続け降格圏から離れるために、その鍵を見つけなければなりません。