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バラハが新監督に就任

2000年代のバレンシアの中心選手のひとり、ルベン・バラハ(47)がトップチームの監督に就任することが公式発表されました。契約期間は今季終了時までとなっています。

バラハが新監督に就任

"ピポ"の愛称で知られるバラハは、現役時代にバレンシアで10年在籍して公式戦362試合に出場(58得点)、国内外で5つのタイトルを獲得するなどバレンシアの歴史上最も成功を収めたレジェンドのひとりです。高い得点力を備えたピボーテで、リーグ優勝した01/02シーズンにはチームトップの7得点、2冠を達成した03/04シーズンにもミスタ、ビセンテに次ぐキャリア最多の8得点を記録しました。

2010年にバレンシアで現役引退した後は、アトレティコ・マドリーのやバレンシアのカンテラでの指導者経験を経て、エルチェ、ラージョ、スポルティング・ヒホン、テネリフェ、サラゴサ(いずれもセグンダ)で監督としてのキャリアを積んできました。プリメーラの監督業は今回が初挑戦となります。

ガットゥーゾの辞任後、クラブはシーズン終了までボロで乗り切るつもりでいました。しかし、ボロがこれまでに何度も見せてきた魔法も効かず、リーガ3連敗で降格圏に転落。クラブは重い腰を上げざるを得なくなりました。

クラブは数人の新監督候補をリストアップしましたが、クラブの条件を受け入れたのは実質バラハのみでした。候補に挙がっていたヌーノ・エスピーリト・サント(現アル・イテハド監督/サウジ)は現在のクラブとの契約を解消する気がなく、ビセンテ・モレーノ(現アル・シャバブ監督/サウジ)はより長い期間の契約を望んだことで破談となっていました。

バラハのアシスタントコーチには、バラハの希望によりカルロス・マルチェナ(43)が就任します。彼も公式戦316試合に出場し、2000年代のバレンシアを支えたレジェンドのひとりであり、バラハがキャプテンを務めた2007/2008シーズンの後半(クーマン時代)には第2キャプテンも務めました。

また、先日ボロのラブコールを受け、リェイダの監督を辞任してバレンシアにやって来たトニ・セリグラッもアシスタントコーチとしてバラハのスタッフの一員となります。

プリメーラの経験がなく、セグンダでも大きな実績のないバラハ監督の手腕については懐疑的な声も出ています。一方で、バレンシアのフベニールAを2シーズン率いていた時の選手指導──カルロス・ソレール、ラト、ナチョ・ビダル、ナチョ・ヒル、フラン・ビジャルバ、ラファ・ミル、トニ・マルティネスらを育てました──に加え、バレンシアへの帰属意識を持ちバレンシアニスモを理解している点、ファンからの絶大な認知度を得ている点などは高く評価されています。

バラハ監督のバレンシアでの最初の役割は"消火器"となります。目標はもちろんプリメーラ残留。契約期間は今季終了時までの4ヶ月となっていますが、目標を達成した場合、クラブは来季のベンチも彼に任せることでしょう。短い時間、途中就任、降格圏内のチーム...バラハ監督の初めてのプリメーラ挑戦は難題をいくつも抱えてのスタートとなります。

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