VCFJapan.org
イアゴ・エレリンと正式契約
長期離脱のジャウメ・ドメネクの代替選手としてトライアルで受け入れていたGKイアゴ・エレリン(34)と正式契約を結んだことを公式発表しました。今季いっぱいの契約となります。
今季の10人目の補強選手となったエレリンについては、チームにクリスティアン・リベロが居ることに加えて、彼自身のコンディション調整面の不安（体重増）もあり、契約することに関して懐疑的な声も多くありました。しかし、ガットゥーゾ監督がCOVID-19の集団感染等に備えて、ラ・リーガでの経験豊富なGKの獲得を求めていたこともあり、今回正式契約に至りました。
契約後に、エレリンはVCFmediaのインタビューに以下のように答えています。
──バレンシアとの契約について
「クラブが私に賭けてくれたことに感謝しています。バレンシアからのオファーはトップコンペティション──つまりヨーロッパのサッカーへの復帰を求めていた私にとって重要なチャンスでした。このチャンスを逃すことは出来ませんでした」
──オファーの経緯
「スペイン以外の国からのオファーを受けており、どうしようか検討していたところでした。ジャウメのことがあり──誰も望んでいない残念なことでしたが──バレンシアという選択肢があると代理人から言われました。その時点ではジャウメの怪我の状況はまだ判明していなくて、もし彼が長期離脱となる場合は、まず最初にトライアルを受けて、すべてがうまくいけば契約となるという話でした」
──バレンシアでの抱負
「まず私が約束することは献身的に働くということです。私を育ててくれた全てのコーチがその考え方を私に植え付けてくれました。そしてそれはロッカールームでの私のやり方でもあります。チームにはジャウメに加えてママルダシュヴィリとリベロが居ますが、私は出場機会がないことで不快感を示したことは一度もありませんし、いつでもチームメイトをプッシュしてサポートしようとしてきました。チームのGKが非常に良い状態でポジション争いをしている時、チーム状態は最高だと言えるでしょう」
──チームへの適応
「私はスペインでのキャリアも長いので、既にチームやクラブに多くの知り合いが居ました。初日からチームメイト、スタッフ全員が非常に良く接してくれました。いつでも新人をサポートしてくれるオープンなグループの一員となれて嬉しいです」
──メスタージャの印象
「アトレティックの一員としてメスタージャに来たことが何度かありますが、いつでもここのファンからの圧力を強く感じました。ヨーロッパリーグの試合(2015/16シーズン)でもバレンシアがすぐに先制した後の彼らの圧力にすごく苦しんだことを良く覚えています。チームも監督も常にここのファンを必要としています。悪い時期を乗り越えて目標を達成するために力を与えてくれる存在だと思っています」
