MFアレックス・カルボネル(23)がスイス1部リーグのFCルツェルンに完全移籍することが公式発表されました。移籍金ゼロでの放出となりますが、バレンシアはカルボネルの将来の移籍金の一部を得る条項を契約に付けています。

チーム内の選手名簿を軽くするための活動を進めるバレンシアは、昨季オランダリーグで経験を積んだこのカタルーニャ人MFを今季のトップチームの選手として登録しない決断を下しました。カルボネルはその後VCFメスタージャでプレシーズンを過ごしていましたが、今回の退団でバレンシアのシャツを着て1度も公式戦に出場しないまま、チームを去ることになりました。

アレックス・カルボネルは、パブロ・ロンゴリアの手によって2019年の夏にコルドバからフリートランスファーでやってきました。しかし当初からクラブの戦力として期待されてではなく、他クラブへの売却で収入を上げるための獲得と言われてきました。そしてフォルトゥナ・シッタートでのレンタルから復帰した今夏もトップチームでのポジション確保に失敗したことで、VCFメスタージャでプレーするか、バレンシアを離れるかのどちらかを選ばなくてはなりませんでした。

VCFメスタージャのオスカル・フェルナンデス監督はカルボネルを評価しており、自分のチームに残したい意向でしたが、トップチーム昇格の見込みがない選手の給与負担をクラブが望まなかったこともあり、最終的には放出となりました。カルボネルはFCルガーノにレンタル移籍したアドリア・ゲレーロと、スイスリーグの舞台で顔を合わせることになります。

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