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トニ・ラトがオサスナにレンタル移籍
今季オランダリーグのPSVにレンタル移籍していたトニ・ラト(22)が、PSVとのレンタル契約を終了し、オサスナに半年間のレンタル移籍をすることになりました。
ラトは今夏、クラブとの契約を2023年まで延長し、出場機会とトップリーグでの経験を積むためにPSVにレンタル移籍しました。しかし、PSVではファン・ボメル監督の構想に入れず、リーグ戦出場時間0分で2019年を終えることになってしまいました。
ラト本人とバレンシアはこの状況を受けて、PSVとのレンタル契約解除のために動きました。今月、PSVのファン・ボメル監督が解任されましたが、ラト本人の退団の意思は翻ることはありませんでした。
現在のバレンシアにはガヤとジャウメ・コスタと2人の左サイドバックのプレーヤーが居り、ラトの居場所がないため、クラブはスペインのプリメーラのクラブでラトの受け入れ先を探しました。そこで手を挙げたのがオサスナでした。
オサスナのスポーツディレクター(SD)は、過去にバレンシアのSDを務めた経験のあるブラウリオ・バスケス。彼の強い希望により今回の移籍が決まりました。ラトにとって、PSVに残るよりもチャンスをもらえる環境にはなるでしょうが、それでも簡単なものにはならないでしょう。オサスナの左サイドバックには、今季のリーガ前半戦で最も名を挙げた選手の一人であるエストゥピニャン(21)が君臨しており、ラトはこのエクアドル代表DFとのポジション争いに臨むことになります。
ラト
「今年の夏に契約延長してオランダに行ってから、こうしてオサスナ移籍が決まるまでの間、バレンシアは僕を理解し、僕にとても良くしてくれました。僕のために動いてくれたクラブ、会長、全ての人たちに感謝しています」
「どれだけ努力しても実現しないことのために働き続けることは難しいことです。それでも他にできることはなかったので、僕は改善するために日々練習を続け、もしチャンスが巡ってきたらその成果を証明できるように、最後まで状況を変えようと働き続けてきました。想像していなかった日々を過ごしましたが、精神的にとても強くなったと思います」
「招集されて見られなかった時を除いて、バレンシアの全ての試合を見ています。幸いなことに、オランダにはモバイルで試合を見るためのアプリがあったんです。チームは良い反応をしているし、全ての選手たちが試合に出る準備が出来ている。順調なシーズンを過ごしていると思います。カルロス(・ソレール)やフェランなんかはとても自信を持ってプレーしていますね。全員が試合を楽しんでいて、ピッチに出れば貢献できるという自信を持っているように見えます。愛するチームがそのような姿を見せてくれていることを嬉しく思います」
