VCFフェメニーノの2025年夏の退団選手が発表
今シーズンを最下位での2部降格という結果で終えたVCFフェメニーノの今季契約満了となる7選手の退団が発表されました。

チームは今季の練習最終日となった5月22日、7選手のためのささやかなセレモニーが行われ、チームメイトやコーチングスタッフから贈り物が送られました。
CB マルタ・カロ(34)
公式戦199試合出場 16ゴール

CBとピボーテをハイクオリティでこなすマルタは、アトレティコ・マドリーで一時代を築いた後、ヴェローナ、マドリーCFFを経て2017年の夏にバレンシアにやってきました。
在籍した8年間、全ての監督に重用され、2020/2021シーズンからはキャプテンとしてピッチ内外で選手たちのリーダーを務めてきた彼女は、守備面の貢献はもちろんチームを救う重要なゴールも何度も決めており、数字以上に記憶に残る選手としてEstadi Antonio Puchadesに君臨しました。
公式戦199試合出場はイバナ・アンドレス(247試合/現レアル・マドリー)に次ぐクラブ史上2位の記録となります。
GK エニス・サロン(23)
公式戦91試合出場

2012年、11歳の時にバレンシアに入団し、2018/19シーズンに18歳でトップチームデビューを果たしたエニスは、バレンシア・アカデミーに在籍する全ての女子選手の模範となる存在でした。2020/2021シーズンにトップチームに昇格し、正GKの座を獲得。2022年からはスペイン代表にも招集されるようになり、2023年6月のFIFA女子ワールドカップではバレンシアの選手として6人目(女子選手では初)のワールドカップウイナーとなりました。
ここ2シーズンは膝の負傷や左手指の骨折など負傷に悩まされ、今季も出場はわずか5試合のみ。チームを降格から救うための仕事が出来ず、悔しい形での退団となりました。
CB クラウディア・フロレンティーノ(27)
公式戦70試合出場 1ゴール

2009年に11歳でバレンシアのアカデミーに入団し、2014/15シーズンに17歳でトップチームデビュー。2017年に一度バレンシアを離れましたが、移籍したアルバセテで目覚ましい成長を見せ、2020/21シーズンにはレアル・マドリーに移籍しました。
2023/2024シーズンに2年契約でバレンシアに復帰し、すぐに守備の柱として2シーズンでリーグ戦57試合に出場。スペインA代表にも招集されました。マルタ・カロの後継者として期待され、今季は第2キャプテンにも選ばれましたが、チームの降格によりバレンシアを離れることになりました。
RB ケリー・レアル(26)
公式戦107試合出場 2ゴール

エクアドル代表のケリーは2020年の夏にバレンシアに加入しました。右サイドバックのレギュラーとして4年間チームを支えましたが、昨年4月にひざの前十字靭帯を断裂。今季前半戦をリハビリに費やすことになりました。
ケリーが欠場していた今季前半は18試合で勝点7、復帰した2月以降は12試合で勝点16、という数字もチームにおける彼女の存在の大きさを表しています。
OH アイノア・アルグアシル(19)
公式戦88試合出場 4ゴール

2014年からパテルナで11シーズンを過ごしてきたアイノアは、2021年6月に15歳でプリメーラデビューを果たすなど、早くからアカデミーで最も将来有望な女子選手と言われてきました。
2022年にFIFA U-17女子ワールドカップで優勝。今季開幕前に開催されたU-19欧州選手権でも優勝。いずれの大会でもチームの中心選手として活躍しました。U-19欧州選手権では大会ベストイレブンに選ばれる活躍を見せたことで今季のブレイクが期待されましたが、チームのスランプに引きずられるようにパフォーマンスを落としてしまいました。
しかし、彼女自身の評価は決して下がっておらず、スペインU-23代表には初招集となった11月から継続して招集されています。また、来季はフランスリーグの強豪:パリFCへの移籍が内定しています。
WG アスン・マルティネス(23)
公式戦145試合出場 12ゴール

エルチェ出身のアスンは2019年にスペイン女子U-17代表の主力選手としてVCFフェメニーノのBチームに加入。すぐにトップチームに昇格し、昨季までの4シーズンで文句なしのレギュラーとしてVCFフェメニーノの攻撃を支えてきました。2022年にはメスタージャで開催されたレバンテとのダービーマッチで、女子選手として初めてのハットトリックを達成しました。
スペインの年代別代表でも欠かせない選手の一人であり、2022年にはFIFA U-20ワールドカップで優勝。2023年3月にはA代表にも初招集され、国際Aマッチデビューを果たしました。現在はアイノアと同様にU-23代表の中心選手です。
今季はバレンシア入団後初めての大怪我に見舞われ、リーグ戦13試合出場1ゴールに終わりました。
FW アニータ・マルコス (24)
公式戦85試合出場 25ゴール

アニータが初めてバレンシアのシャツに手を通したのは2021年1月のこと。このシーズンの冬の移籍マーケットで、アトレティコからのレンタルでやってきた時でした。ウエルバでの1年をはさんで、2022年に正式にバレンシア加入。2シーズンで20ゴールを記録し、チームの9番としての役割を担ってきました。
しかし、彼女もまた昨季終盤にひざの前十字靭帯断裂のケガを負ってしまい、ピッチに戻って来られたのは今年の3月、残り9試合となってからのことでした。今季獲得したFW2人(フェネチア、ビトリア・アウメイダ)がアニータの代役になれず、得点を奪えなかったことがチーム低迷の最大の要因となったことを思うと、チームの攻撃を支えてきたアニータとアスンの離脱は余りに痛い要素でした。
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