ワーレン・マドリガルを完全移籍で獲得へ
今季VCFメスタージャにレンタルで加入していたコスタリカ代表FWワーレン・マドリガル(20)の完全移籍での獲得が近づいています。

ワーレンのレンタル契約には75万ユーロでの買取オプションが付いており、このオプションの有効期限は5月31日となっていました。
しかし、バレンシアは75万ユーロを支払うつもりがなく、彼の所属元クラブであるデポルティーボ・サプリサとの間で条件変更の交渉を進めてきました。
コスタリカ人ジャーナリストのケヴィン・ヒメネス氏によると、移籍金は40万ユーロに減額する代わりに、サプリサが将来の移籍金の30~35%を保持するという条件で、クラブ間合意に達する見込みです。また、公式戦ゴール数でのインセンティブも含まれる可能性があります。つまり、バレンシアは当初の半分近い費用で彼を獲得できるものの、売却する時にはその金額のおよそ3分の1を手放さなければなりません。
また、元々のオプション行使期限は過ぎてしまいましたが、今回の新たな条件での交渉は白紙状態から開始されたものと両クラブが認識しているため、彼の獲得に関して締切日はなくなりました。そのため、両クラブとも時間をかけて条件の細部を詰めることができます。
とはいえ、両クラブとも契約締結に前向きであることから、公式発表までさほど時間はかからないでしょう。移籍が決定した場合、ワーレンはバレンシアと2029年までの4年契約を結ぶ見込みです。
7月に21歳になるワーレンには、他のクラブからのオファーも届いていましたが、選手本人がバレンシアでのキャリア継続を望んだことから交渉はスムーズにいきました。
2025/26シーズンのワーレンはコルベラン監督の下でプレシーズンを過ごすことになります。そしてトップチームに残るためのアピールを続けていくことになるでしょう。もしコルベラン監督の構想に入れなかった場合、クラブは彼をセグンダのクラブにレンタルさせることを検討しています。
関連記事
ワーレン・マドリガル (プロフィール)
ワーレン・マドリガル獲得決定 (2024年8月)
VCFJapan.org
