バレンシアCF応援サイト VCFJAPAN.ORG バレンシアCF応援サイト VCFJAPAN.ORG

VCFJapan.org is the forum for Valencianistas in Japan.

Sub Menu
Valencia CF

VCF News

ウーゴ・ドゥロ「バレンシアは僕が苦しんでいた時に二度もチャンスを与えてくれた」

数日経ってしまいましたが、レアル・マドリー戦後&セビージャ戦前に行われたウーゴ・ドゥロのインタビューです。

ウーゴ・ドゥロ「バレンシアは僕が苦しんでいた時に二度もチャンスを与えてくれた」

──ベルナベウでの勝利の後、ロッカールームの雰囲気はいかがでしたか?
「もちろん全員が喜んでいましたが、シーズンはまだ終わっていません。まだ何も成し遂げていませんし、やるべきことはまだたくさんあります。僕らは成長を続けるために、金曜の試合(セビージャ戦)に集中しています」

──自分が決勝ゴールを決めたことはいかがですか?
「あまりうまくいっていない日が続いていたので特別なゴールになりました。僕を支えてくれて、結果が出ない時も辛抱強く僕を信じてくれた人たちが喜んでくれて本当に嬉しいです」

──あなたにとって2トップでのプレーはいかがですか?
「このチームは監督にいろいろな選択肢を与えるために存在しています。チームは良いプレーをしていると思いますし、それは万全の準備をしてきた選手全員によるものだと思います。僕はどんな時でもプレーしたいですし、プレーしている時ほど最高なことはありません。僕の場合、隣に誰がいるかは関係ありません。誰とでも快適にプレーできます」

──チームはヨーロッパカップ戦を目指せるでしょうか?
「はい、と言いたいところですが、長い間降格圏に沈んでいたチームの場合、目標は残留することです。僕らバレンシアには気を緩める余裕はありません。ただ、できるだけ早く残留という目標が達成されて、より大きな目標について話すことができるといいですね」

──次節の相手:セビージャが問題を抱えていることを知っていますか?
「セビージャに何が起きているのか、僕はよく知りません。彼らの状況が良くないということだけは知っています。彼らが本来あるべき状態に戻ることを願っています」

──監督の交代もあり、リーグ後半戦は素晴らしい成績を残しています。何が変わったのでしょうか?
「状況は変わりましたが、比較するようなことは好ましくないですね。僕らはそれぞれ、いくつかのことに取り組んでいます。ルベン(・バラハ監督)との最後の時間は上手くいきませんでしたが、カルロス(・コルベラン監督)が来てからチームは上手くいくようになりました。ルベンには幸運が味方してくれなかったという要因もあったと思います。オサスナ戦では85分にゴールが決まりましたし、ベルナベウでも95分にゴールが決まりました。ここ最近の成績には幸運も関係していると思いますが、サッカーでは幸運をつかむことも必要だと思います」

──自分がチームのトップスコアラーであるという意識はありますか?
「僕は毎年、自分自身を成長させようと努力していますし、悩んでいます。バレンシアでの2年目は非常に期待されていたのに、本当に酷い結果になってしまいました。だから今は、1試合ずつ戦っていこうと決めています。プリメーラでプレーするようになって8年経ちましたが、今でも僕のベストシーズンは13歳の時だったなと思います」

──4年前にバレンシアに来たウーゴ・ドゥロに何か伝えたいことはありますか?
「良い時は楽しみ、悪い時はそこから学ぼう。僕はとても頑固な性格で、悪い時期を通じて聞くことを学びました。時間はあっという間に過ぎていくので、これからも楽しみ続けたいと思っています」

──クラブのプロジェクトが、毎年苦しまなくて済むように変わることを望んでいますか?
「僕がバレンシアと契約延長したのは、僕が苦しんでいた時にバレンシアが二度もチャンスを与えてくれたからです。プリメーラのクラブが誰も僕を欲しがっていなかった時、そして個人的にひどいシーズンを過ごした後も、クラブは僕に賭けてくれました。僕は人生において感謝の気持ちを持つ人間ですし、僕にはクラブの賭けに応える義務があります。それにこの街はあらゆる面で安定感があり、日々の生活もとても幸せです。メスタージャでプレーし、チームメイトたちとトレーニングし、クラブの人たちと一緒にいることが僕に活力を与えてくれています。僕は野心家なので常に上を目指します。ただ、クラブのプロジェクトは僕の管轄ではありません。僕は、バレンシアが可能な限り上位にいけるよう努力を続けますし、クラブにはこれからも感謝し続けると思います」

──コルベラン監督の仕事ぶりはどんな感じですか?
「僕らが見ている彼は、皆さんが見ている通りの彼だと思います。素晴らしい監督です。野心家であり、これまでに見たことがないくらい数ミリメートルに至るまでの全てを準備するタイプの監督です。彼がどれだけ働いているかを表すには、彼について書かれた全ての記事が不十分だと言えるでしょう。また、彼は全てを嚙み砕いて説明してくれるので、彼と一緒に働いている限り、成長しないことの方が難しいのではないかと思います。とてもまじめなタイプですが、もちろん多かれ少なかれ笑うこともありますし、優しい時もそうでない時も(笑)あります。ここで重要なことは、監督が選手たちから最大限の力を引き出せるかどうかであり、彼はそれを実現しています。この点について僕は彼に良い言葉しかありません」

──いつかバレンシアのキャプテンになりたいと思いますか?
「そうなれば光栄です。他の選手の模範となるために、さらに努力して多くの面で成長しなければなりません。僕は、ここで多くの人から愛され、大切に思われているホセ(・ガヤ)のことを羨ましく思います。彼がプレーするたびに歴代出場試合数のランキングも見ています。僕もサッカー選手として、そして人として、ここバレンシアで記憶に残るような存在になりたいです。そのためにはファンとロッカールームの尊敬を得なければなりません」

──クラブの何を変える必要があるでしょうか?
「クラブにとっても選手にとっても重要なのは野心です。バレンシアはスペイン最大のクラブの一つであり続けなければなりません。今、それが叶わないのは改善すべき点があるからで、プレーしている人もしていない人も、解決策を見つけなければなりません。解決策を見つけるために懸命に働き、協力していくことでクラブは前進するでしょう。クラブが本来あるべき姿に戻るために全ての人が解決策を探しているはずで、だからこそ遅かれ早かれ、それは必ず実現するはずです」

──ディエゴ・ロペスとのトップスコアラー争いはどうなるでしょうか?
「彼とはすごく仲良くしています。ご近所さんですし、一日中一緒に過ごしている感じです。願わくば彼より多くのゴールを決めたいですが、もし誰かが僕より良い数字を記録するのであれば、ディエゴであってほしいと思います。彼には大きな尊敬の念と愛情を持っています。とても勤勉な家庭で育ったからか、彼は良く話を聞き、努力し、黙々と言われたことをきちんと守ります。プリメーラで彼ほど謙虚な青年を見るのは珍しいかもしれません。彼がどんな成功を収めても、"兄"として喜びたいと思います」

──ママルダシュヴィリが「PKを止めるかどうかでヴィニシウスと50ユーロ賭けた」という話がありました。
「ヴィニシウスはまだギオルギ(・ママルダシュヴィリ)に支払ってないと思います(笑)。ギオルギはちゃんと支払うタイプですよ。FC25(サッカーゲーム)で僕がギオルギに勝った時、彼はちゃんと50ユーロ払ってくれました(笑)」

──バルセロナやレアル・マドリーのような強豪相手にいつもゴールを決められるのは何故ですか?
「僕にとっては、全ての試合がモチベーションを高めてくれるものであり、全ての試合で出来るだけ多くのゴールを決めてチームに貢献したいと思っています。この2チームは攻撃的なチームでスペースを多く与えてくれるので、それが僕には合っているんでしょう。だからゴールを決められるのだと思います」

──あなたにとってバレンシアCFとバレンシアの街は何を意味しますか?
「このクラブは既に僕の人生になりました。歴史のあるスペイン屈指の強豪クラブを守れることは、プロとして大きな名誉です。クラブで働く全ての人、ジャーナリストの皆さん、ファンの皆さん、全てに愛情を感じています。そして、バレンシアの街も僕の人生そのものになりました。僕はメスタージャで結婚式をしました。現役引退するまでここにいられることを、そして願わくば引退した後もこの街にいられることを願っています」

関連記事
ウーゴ・ドゥロと契約延長、コメント (2024年7月)
ウーゴ・ドゥロ (プロフィール)

同カテゴリの前後の記事

« 第31節:セビージャ戦を終えてコルベラン監督のコメント(2025/4/11) TM不動産グループCEOパブロ・セルナ氏「両社は共通の価値観と感受性を持っている」 »

VCFJapan.org

El Rat Penat

スペインのサッカークラブ
バレンシアCFを応援する
ウェブサイトです。