ウーゴ・ドゥロと契約延長、コメント
クラブはウーゴ・ドゥロ(24)と現行の2026年までの契約を2028年まで2年延長したことを公式発表しました。
2021年8月にヘタフェからレンタルでやって来たウーゴ・ドゥロは、ボルダラス監督の下で公式戦36試合に出場し10得点を記録。国王杯決勝でもゴールを決め、バレンシアに買取オプション行使を決断させる働きを見せました。
正式にバレンシア所属のプレーヤーとなった2022/23シーズンは低調なチームに引きずられる形で失意の1年を過ごしましたが、今季は若いチームにおいて変えの利かないストライカーとして自己最多となる13ゴールを記録。昨季のラ・リーガ選定のチーム・オブ・ザ・シーズンの候補にノミネートされました。
今回の契約延長により、このヘタフェ出身のFWは今のチームでの役割に見合う金額(およそ100万ユーロ)への昇給を勝ち取りました。また、契約解除金は1億ユーロに増額される予定(ElDesmarqueの報道では8000万ユーロ)ですが、7月中は2500万ユーロのままとなるようです。
契約延長発表と併せて、クラブ公式メディアがウーゴ・ドゥロのコメントを掲載しました。
──契約延長
「2028年までの契約ですが、これがもっと長くなることを願っています。ここバレンシアに来てから、ファン、クラブの従業員、チームメイト...多くの人たちにとても愛されていると感じてきました。ここでキャリアを長く続けられることができてとても幸せですし、バレンシアの街での暮らしも最高です。そして、メスタージャでプレーすることの贅沢さについて語れる選手は多く居ませんし、僕にとってとても幸せなことです」
──成長
「3年間で多くのことが変わりましたが、良い方向に変化したと思っています。物事は順調に進んでいますし、これから先、良い選手になれることを願っています。改善の余地は常にありますからね。僕はここで過ごした3年間にとても満足しています。今のところ、バレンシアには良い思い出があります」
──バレンシアCFのDNA
「ここに来た最初の日からファンに支えてもらっていますが、それは仕事、情熱、謙虚さといったサッカーにおける僕の価値観がバレンシアのファンに好まれるものであったことが大きく影響していると思います。ファンに愛してもらってとても良い最初のシーズンを過ごしました。2年目は少し難しいシーズンになりましたが、最悪の時期もファンは僕を支え続けてくれました。物事がうまくいかない時でも、僕が努力していたことをファンが見てくれていたからだと思います。うまくいかなかったとしてもチームをサポートし、全てを捧げてきました。今季はとても良いシーズンになったのでとても満足しています。ファンが僕のゴールを祝ってくれるのを見ると、嬉しすぎて鳥肌が立ちます。バレンシアのファンとそのような関係を築くことが出来てとても嬉しく思います」
──背番号9
「ずっと好きな数字でした。確かに責任はありますが、とても気に入ってます。9番のシャツを着るととても気分が良くなります。ずっと父に"たとえシャツだけでもバレンシアの9番になりたい。ピッチ上でも9番として認められるようにならないといけない"と言ってきました。今季は良いシーズンでしたし、僕ら全員が幸せに過ごしました」
──チーム得点王
「野心を持つ必要があります。今季13ゴールを決めたのであれば、少なくともそれに匹敵するか、超えるという目標を立てなければなりません」
──チーム内で"ベテラン"になることについて
「責任感があると思っています。自分もユース上がりの選手ですし、彼らが何を望んでいるのか、何をしてほしいのかはよくわかります。だから若い選手たちには出来る限りサポートしようと努めています。加えて彼らはいつでも良い表情で学ぼうとしています。僕らのグループは生き方がとても似ている選手たちの集まりだと思います」
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ウーゴ・ドゥロ (プロフィール)