第9節終了後の10月の代表ウイーク（7日～15日）を利用してメキシコに遠征し、ハビエル・アギーレ監督率いるメキシコ代表と親善試合を行うことが決まりました。

メキシコ代表は2026年ワールドカップ予選に向けた準備の一環として、10月の代表ウイークの対戦相手を探していました。1試合はアメリカ代表との対戦が決まりましたが、もう1試合の対戦相手が代表チームレベルでは見つからず、クラブチームレベルでの相手を探していました。そこで選ばれたのがバレンシアでした。

試合は10月12日、プエブラのクアウテモク・スタジアムで開催されます。

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この試合開催と片道11時間のフライト（マドリッド－メキシコシティ）に伴い、チームが可能な限り多くの休息時間を獲れるように、クラブはラ・リーガに試合日程の調整を要請していました。

そして、ラ・リーガはバレンシアからの要請に応えました。第9節：アウェーでのレガネス戦は10月4日金曜夜の開催、第10節：ホームでのラス・パルマス戦は21日月曜夜の開催と、代表ウイーク前後で最大限に日数が空く日程となりました。

ラ・リーガにとって今回のバレンシアの要請を受けることは簡単でした。一般的に金曜と月曜の試合開催がどのクラブにとっても歓迎されないものであることがその理由です。

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また、この試合に向けてクラブはもうひとつ、アクションを起こしていました。ラファ・ミルの一時的な海外渡航許可の要求です。

ラファ・ミルは先般の事件によりパスポートを没収されていましたが、昨日、職務理由での出国が認められ、一時的にパスポートが返還されることになりました。これにより、ラファはメキシコ遠征に参加することが出来ます。

ラファの弁護士は、クラブからの依頼を受けて検察にこの要請を出していました。バレンシアのようなサッカークラブの商業遠征の場合、民間の飛行機ではなくチャーター機を利用するため、メディアや一般人の注目を集めてしまうリスクもないことから、検察も反対しませんでした。

現在、ラファはクラブからの2試合出場停止（アトレティコ戦、ジローナ戦）という内部制裁を終えましたが、開幕時から抱えていた負傷の回復に努めているため、オサスナ戦でも招集外となりました。代表ウイークまでにアウェーで2試合ありますが、回復とコンディション調整に加え、スペインよりもスタンドからのネガティブな反応が抑えられるであろうメキシコでの試合であることを考慮すると、この試合での実戦復帰が濃厚とみられています。

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