ラファ・ミル、仮釈放
性的暴行容疑で逮捕・拘留されていたラファ・ミルが昨日の法廷陳述を終え、仮釈放となりました。
仮釈放にあたり、裁判官は予防措置として、一週間おきの出廷、パスポートの没収、スペイン国外への移動の禁止、被害者への接見禁止(500m以内に近づくこと・いかなる形でも連絡を取ることの禁止)が出されました。
ラファは警察署で2晩過ごした後、自宅に戻りました。判決が出るまでは推定無罪として仕事をしても良い状態ではありますが、クラブは今日と明日の練習を休むようにラファに伝えました。この間にクラブは事件の詳細や、サンティ・ミナやウィリアム・カルヴァーリョのように同容疑をかけられたサッカー選手の例を分析し、クラブの内部規律に照らし合わせて判断を下すつもりです。
ラファの弁護士によると「彼は落ち着きを取り戻している状態である。まだ始まったばかりなので、これからいろいろと手続きを進めていく」「ラファは容疑を否認している。合意の上だったと話している」とのことです。
ラファが有罪となった場合、4年~12年の自由剥奪刑(懲役・禁錮・拘留)が言い渡される可能性があります。
また、ラファとともに逮捕されていた友人1名は、RFEF3部リーグのアルカンタリージャFCに所属するムルシア人プレーヤー、パブロ・ハラ(26)であり、彼の容疑は性的暴行ではなく傷害罪であることも報じられました。そのため、ハラもパスポートの没収、スペイン国外への移動の禁止、被害者への接見禁止は同じですが、出廷は15日おき、有罪の場合も1年~5年の自由剥奪刑となります。
※サンティ・ミナ
2017年の夏に性的暴行容疑で逮捕され、警察署で1晩を過ごしました。ただ、最終的に有罪判決を受けた2022年までの間、2017年~2019年はバレンシアで、2019年~2022年まではセルタでプレーしました。
※ウィリアム・カルヴァーリョ
ラファ・ミルの現在と近い状況にあるのがこのポルトガル人プレーヤーです。2023年8月に性的暴行をしたとして、今年の2月に捜査開始されたことが報じられました。
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