7月11日、予てより補強の候補として名前が出ていたセビージャ所属のFWラファ・ミル(27)のバレンシア復帰がついに公式発表されました。1年間のレンタル移籍で買取オプション付きとなります。

契約のもつれにより2018年1月にバレンシアを去り、ウルヴァーハンプトンに完全移籍したラファ・ミルにとって、6年半ぶりの復帰となります。また、買取オプションの金額は500万ユーロで、バレンシアがオプション行使した場合、クラブとは2029年までの契約を結びます。

ラファ・ミルにとって、7月11日は濃密な一日となりました。セビージャから飛行機に乗り、午前9時にバレンシアに到着したムルシア出身のストライカーは待ち構えていたメディアに対して「とても嬉しい」と言いました。

移籍が決まるまでに時間がかかったことについても「全てのことにタイミングがある。大事なことは自分が今ここに居ること」と答え、「全ての人がこうなることを望んでいた。自分としては冷静であり続けるため、途中で何が起きているかを知りたくなかったし、全てを代理人に任せていた」と付け加えました。

バレンシア空港からパテルナ練習場に直行したラファ・ミルは新たなチームメイトたちとあいさつを交わし、メディカルチェックを受けた後に契約書にサインをしました。その後ホテルで一時休息し、16時半からディミトリエフスキと共にメスタージャのVIPルームで行われた入団プレゼンテーションに参加しました。

2012年の夏に15歳でバレンシアに入団したラファ・ミルは、2015/16シーズンにUEFAチャンピオンズリーグ：ゼニト戦でトップチームデビューを果たしました。

今から10年前の2014/15シーズンには、バラハ監督のフベニールAに所属し、リーグ戦22試合に出場しチームトップの15ゴールを記録。UEFAユースリーグでは5試合で6ゴールを記録しました。

そのバラハ監督も彼の獲得を強く望み続けてきた関係者のひとりです。この日49歳の誕生日を迎えたバラハ監督は、午前中の練習で選手やスタッフからお祝いを受けましたが、最も大きなプレゼントはラファ・ミルの補強となりました。

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ラファ・ミル (プロフィール)