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ラファ・ミルの契約延長交渉について

昨夜、マテウ・アレマニーGMがラファ・ミルを担当するGestifute(ジョルジュ・メンデスの事務所)のカルロス・ブセロとパテルナ練習場で会談を行いました。2部Bリーグの得点ランクトップを快走するこのカンテラーノとの、契約延長に向けた話し合いの第一歩です。

ラファ・ミルの契約延長交渉について

今季いっぱいで契約が切れるこのムルシア出身のカンテラーノに対して、クラブは予てから契約延長のオファーを出していました。しかし、選手側がクラブからのオファーを拒否したため、交渉決裂に終わっていました。

ラファが契約延長を拒否した件についてはいくつかの理由があります。

選手側の言い分としては「クラブがラファを信頼していない」というものです。具体的には、昨季のVCFメスタージャの躍進を担った主力選手たち(ナチョ・ビダル、ナチョ・ヒル、アントニオ・シベラ、シト)が他クラブからのオファーを受けた際に給与の見直しなどが行われたにもかかわらず、ラファについては同じくチームの中心選手の一人であるにもかかわらず同様の提案がなされなかった点を上げています。そして、そのことを理由にラファは今季終了後に届く予定のレアル・マドリーからのオファーを受けるつもりでいます。

また、ラファは自身とバレンシアニスタとの関係が既に破綻しており、その状況が変わることは非常に難しいことであると考えています。

ラファの名前が最初にプロサッカーの世界に出たのは、ヌーノ・エスピーリト元監督が彼をチャンピオンズリーグの試合に抜擢した時でした。当時フベニールAの所属で、VCFメスタージャの一員としても定着していなかった18歳の彼をトップチームに昇格させた理由は「カンテラーノで唯一、彼の代理人がヌーノ元監督と同じジョルジュ・メンデスだからである」と多くの人が考えました。そしてその時以来、ラファは多くの人間からSNSを通じて侮辱を受けることになってしまいました。そして今、クラブからの契約延長オファーを拒否したことで、彼を侮辱する声はより大きくなっています。

ラファ自身は、現在最も良い振る舞いは周囲の声、また将来自分に起こりうる全てのことを見ないふりをしてサッカーだけをすることであると理解しています。そして今季は全てが吹っ切れたかのようにこれまでの10試合で11ゴールを挙げました。スペインプロサッカーリーグ(プリメーラ、セグンダ、セグンダB)の122チームに所属する選手たちの中で、現時点で彼と同じゴール数をあげているのはバルセロナのメッシだけです。

しかし、Bチームでどれだけ数字を残そうとも、現状のままではナチョ・ヒルやナチョ・ビダルのようにプリメーラで彼の名前を聞くことは出来ないでしょう。マルセリーノ監督がカンテラーノに求める最も強い要素は「バレンシアのトップチームでプレーしたい」という強い野心であり、クラブを去ろうとしているラファについてはその一点において疑問を抱えています。事実、昨日のトップチームの練習でこのアストゥリアス人監督は、結果を残しているラファではなく来月23歳になる"ベテラン"FWジョルディ・サンチェスを招集しました。練習後の公式会見でも「契約状況について解決策が見つからないかぎり、彼がトップチームでプレーする可能性は無い」と認めています。

クラブの意思はこれまでと変わらず、ラファとの契約延長です。しかしそこに至るための糸口さえもクラブは見つけられずにいます。そして今、冬の移籍マーケットが開く時期が迫っています。それまでにバレンシアは、ラファの問題を解決しなくてはなりません。

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