ゴサルベスが退団
パブロ・ゴサルベス(23)がポルトガルリーグのFCアロウカに完全移籍することが発表されました。移籍金は発生しない代わりに、バレンシアは彼の経済的保有権の30%と、買い戻しオプションを保持します。
バレンシアが持つ経済的保有権30%は、シーズンが進むごとに減少します。これはかつてフラン・ナバーロがジウ・ヴィセンテ(ポルトガルリーグ)に移籍した時と同様の条件です。
"ゴシ"の愛称で呼ばれるゴサルベスは、パテルナで過ごした15年間で才能ある選手であることを証明し続けてきました。特にここ3年間のVCFメスタージャでの彼は、ピッチ上で絶対的な存在であり、多くの試合で違いを生み出しチームに貢献してきました。
一年前の夏、ゴサルベスはクラブを離れる予定でした。既にRFEF2部リーグの選手ではなくなっていた彼は、レンタル移籍でより上のリーグの経験を積む必要があったためです。
しかし、多くのオファーが寄せられていたにもかかわらず、ミゲル・アンヘル・コロナSDはトップチームの補強が進まなかったために彼の出発を止めていました。当時、国内ではセグンダやRFEF1部リーグのクラブから、国外ではオランダ・エールディヴィジのクラブや、UAEのクラブから彼へのオファーが届いていました。
そして、補強選手が来る前の昨季の開幕戦:セビージャ戦でトップチームデビュー。サンチェス・ピスファンで行われたこの試合で途中出場したゴサルベスは、88分にガットーニからボールを奪い、この試合の決勝点の起点となりました。そして11月には国王杯1回戦:ログロニェス戦でトップチームの選手としての公式戦初ゴールを記録しました。
しかし、セルジ・カノス、アマラー、ヤレムチュクと攻撃陣の新戦力が到着してからは、彼のトップチームでの出番は減少することになりました。多くのプレー時間を得られなかったことから、この小柄なプレーメーカーは今夏、チームを離れる決断を下さなければなりませんでした。そしてヨーロッパのトップリーグに所属するクラブの一つであり、若手育成に力を入れているアロウカへの移籍を決断しました。
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パブロ・ゴサルベス (プロフィール)