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ガヤのインタビュー「ここに来るまでに沢山の犠牲を払ったことをいつも忘れていない」

9月27日の負傷から約1か月、キャプテンがチームに戻ってきました。LaLigaのインタビューを受けたガヤは、自分の過去、現在のチーム状況、バラハ監督の存在について語りました。

ガヤのインタビュー「ここに来るまでに沢山の犠牲を払ったことをいつも忘れていない」

──子供の頃の夢
「小さい頃からトップチームでプレーすることを夢見ていました。希望は持ちながらもその難しさを理解し、いつでも地に足を付けて過ごしてきました。幼い頃から、バレンシアは僕が常に入団したかったクラブではありましたが、バレンシアでチャンピオンズリーグの試合に勝つことなど夢にも思っていませんでした。僕はこのクラブのカンテラのカテゴリーを全て経験し、ここで多くの価値観を学びました。熱意、野心、責任、このシャツが僕にとってどれだけ大きな意味を持つか。それが、僕が皆に伝えようとしているものです。カンテラからたどり着いた選手たち全員がこのシャツを着ることを誇りに思えるようにしなければなりません」

──故郷から毎日はるばる通ったパテルナ練習場
「ペドレゲルの実家に帰る時は、目を閉じていてもその道程がどうであるか、今でも思い出すことができます。長い距離を毎日往復し(片道115km)、家族には非常に苦労をかけましたが、最終的にはそれが報われました。今自分が居る場所に到達するためにどれだけの犠牲を払ったかは、良く理解しています。だからこそそのことをいつでも忘れず、全ての試合でベストを尽くそうと努力しています」

──バレンシアのキャプテンになること
「このクラブでキャプテンになることは大きな意味があります。僕にとってバレンシアを守れることは何よりも特別なことです」

──これまでのキャリアで思い出すこと
「プリメーラデビューの試合ですね。メスタージャでのアトレティコ戦でした。僕らは0-1で負けましたが、結局のところデビューの瞬間が一番鮮明に思い出す瞬間であり、その舞台がメスタージャであれば尚更でしょう」

──自分のベストゴール
「サッカー選手にとって最高の気分はゴールを決めることです。僕にとってのそれは間違いなく、ヌーノ(・エスピーリト監督)の1年目、コルドバ戦でのゴール(プリメーラでの初ゴール)でした。その時の感覚は信じられないくらい素晴らしいものでした」

──若手の台頭
「沢山の優秀な若手がトップチームに居ること、そしてそこで彼らの成長を見られることは、キャプテンとして嬉しいことです。昨季の彼らは僕らに沢山のものを与えてくれました」

──バジャドリー戦でのハビ・ゲラのゴール
「僕らが悪い状況に居た中で、あれは唯一無二の瞬間でした。バジャドリーは残留争いの直接のライバルだったので、僕らはあの試合に勝つ必要がありました。ハビの土壇場でのあのゴールが、僕らを強烈なプレッシャーから解放してくれたと思います」

──苦しんだ昨シーズン
「昨季は非常に複雑な状況で、キャプテンとしては難しさを感じていました。ファンもナーバスになっていましたし、メスタージャは要求してきていました。決して簡単な状況ではありませんでした。僕はいつも残留のために自分たちに何ができるかを考え、サッカーだけに集中しなければならない、と言ってきました。そして最終節で残留が決まりました。僕ら選手たちは非常に緊密な関係を築いていましたので、そこであのような状況になるほど悪い状況はありません。とにかくすべてが恐怖でした。今季の僕らが、昨季の経験から学べていることを願っています」

──ロッカールームの様子
「常に良い関係があります。昨季の苦しみを経験したことでチームはより団結しています。経験のある人たちがカンテラからくる全ての選手たちを助けようとしなければなりません。僕らは強くて競争力のあるチームにならなければなりません」

──バラハ監督
「選手としてのバラハはレジェンドでした。ファンは彼と共に居ることを示してくれています。僕らは彼と共に死ぬ気でここにいます」

──監督の要求
「彼が僕らに求めていることは、試合が終わった時にピッチですべてを出し切っていることです。たとえ物事がうまくいかなかったとしても、最も重要なことは自分が空っぽになるまで試合で出し切ることです。ファンはその姿を見て、チームを信頼してくれるのだと思いますし、特にこのような時期はそうあることが重要だと思います」

──メスタージャのファン
「メスタージャは常に僕らと共に居てくれます。既に昨季、彼らがスタジアムで僕らの背中を押してくれていたことは皆さんも見たと思います。僕らが残留を達成できた理由の一つが彼らの存在だということは明らかです。今季は最初からファンを必要としていますし、メスタージャではあまり苦しまず、できれば楽しみたいと思っています」

──将来への期待
「幸運なことに、かつて僕はこのクラブで非常にレベルの高いチームの一員として、今とは違うステージを経験することができました。もちろんそのレベルに戻ることを目指していますが、今は長期的な目標を設定するのではなく、自分たちがやるべきことに集中しなければなりません」


レアル・ソシエダ戦の54分に右足ハムストリングの筋繊維の部分断裂により負傷交代したガヤは、ベティス戦、マジョルカ戦の2試合を欠場し、10月の代表チームの合宿も逃しました。チームはヘスス・バスケスも負傷で失っており、バラハ監督はガヤの代役にジェンクを起用することで乗り越えてきました。月曜のカディス戦では、特別なキャプテンマーク(※)を付けることが決まっているキャプテンが再びチームを率いることになるでしょう。

※ピンクリボンデー(世界乳がんデー)とこの病気についての啓発月間への支援の表明として、普段のバレンシア州旗カラーのブレスレットではなく、ピンクと黒のブレスレットを着用します。

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