バレンシアCF応援サイト VCFJAPAN.ORG バレンシアCF応援サイト VCFJAPAN.ORG

VCFJapan.org is the forum for Valencianistas in Japan.

Navigation
Valencia CF

VCF News

レンタル中のカスティジェホのインタビュー「メディアは補強が来ない原因を僕やカバーニに擦り付けた」

移籍市場の最終日にサッスオーロへのレンタル移籍が決まったカスティジェホがTribuna Deportivaのインタビューに応えました。彼はバレンシアでの日々を振り返った後、今夏の自分に対して起きた"メディアのキャンペーン"を非難しています。

レンタル中のカスティジェホのインタビュー「メディアは補強が来ない原因を僕やカバーニに擦り付けた」

──君がバレンシアに来た時の経緯を教えてくれる?
「最初に連絡をくれたのはコロナだけど、その後の彼は傍観者だ。僕がバレンシアに来るにあたって、全てを担ったのは監督(ガットゥーゾ)。コロナからの連絡の後、監督との会話が始まった。ミランと話をしたのも監督だ。そして僕はバレンシアに行くために全てのことをした。多くのお金を手放した」

──お金を諦めてバレンシアに来たことを後悔してる?
「お金のことは問題じゃなかった。バレンシアの財政状況は誰もが知っていることだから。バレンシアは偉大なクラブだし、良い機会だと思ったんだ。あらゆるサッカー選手にとって、バレンシアはビッグクラブだ。スペインだけじゃなく、イタリアでも多くの人がそのことを知っている」

──昨季のバレンシアはワールドカップまでは素晴らしいサッカーをしていた。
「ワールドカップが全てだった。ワールドカップ前と同じことを再開するのが困難だった。監督は結果を踏まえて、1月に要求していた補強が来なかったため、辞任を決断した。論理的な決断だと思う。ニコが負傷した後、監督は代わりのMFが来るのを31日間待ち続けた。彼は選手を連れてきてほしかっただけだ」

──ガットゥーゾが去って、いつものようにボロがバトンを受け取った。でも今回はボロにもチームを救えなかったね。
「ボロはとてつもなく偉大だ。彼はやらなければならないことをうまくやる力に長けている。バレンシアのために命を捧げるクラブのレジェンドだ。彼が率いた3試合は不運だった。それでも彼のやっていることは称賛に値する。彼は偉大なバレンシアニスタで、自分がやるべきこと以上にあらゆることをサポートしてくれるんだ」

──クラブの経営について言いたいことはある?
「難しい質問だね。何故なら僕はバレンシアに籍があり、レンタルされている選手だから。ただ、自分の財布を空にしてでもバレンシアのために働くことが出来るボロのような人を模範とするべきだと思う。バレンシアはかつて常にトップ4に入り、タイトルを獲得するために戦ってきたけど、マラガに起きたことと同様に悪い経営から悪夢は始まる。最も迫っている危機はセグンダ降格だけど、そうならないことを祈っている」

──バレンシアの選手たちとは連絡を取っているの?
「バレンシアのチームメイトとの日々は全て喜びだった。1年しかいなかったけど、彼らとは素晴らしい関係を築いているよ」

──バレンシアの若手選手の活躍をどう見てる?
「ガットゥーゾとハビ・ゲラについて話したことがある。彼はすごい選手になるぞ、ってね。でも当時のチームは問題を抱えていて、若手を抜粋するには難しい状況だった。フラン・ペレスのプレーも見ていて好きだったよ」

──今夏、君に起きたことについて聞きたい。君はバレンシアニスタにとって厄介な存在に仕立て上げられてしまった。
「そう。彼ら...一部のジャーナリストと呼ぼうか。一応、彼らがそう名乗っているから。実際には彼らは、ジャーナリストとしての仕事なんてしてなくて、"補強が来ない原因は..."って僕やカバーニにスポットライトを当てていただけだ。実際の理由を調べることよりも皆でこの男を侮辱しよう、と言う方が簡単なんだよ。クラブは困難な状況にあり、他の選手を獲るために既存の選手を放出しなければならなかった。このような状況で僕に対して行われたキャンペーンがどこから始まったのかは知らないけど、どれだけ酷いことを言われていたかはバレンシアでのチームメイトや友人たちに聞いてみてもらえればわかる。僕が一番の問題だ、とかね...。サッカー選手として僕は自分の利益を守るけど、クラブを蔑ろにしようとしたことなんて一度もない」

──あなたの兄弟がTwitterであなたを擁護した結果、彼の実生活にまで影響が出てしまった。
「前提条件として、僕はTwitterのアカウントを持ってないので、彼が書いたことを読むことは出来ない。そのうえで言うけど、自分の兄弟が侮辱されて嘘を書かれているのを読んで擁護しない兄弟がいるだろうか?誰かが嘘をついても僕は傷つかない。でもひとりのサッカー選手のイメージは傷つけられた。彼も間違ったことを書いたことがあったかもしれないけど、彼は家族として兄弟を守っただけだ。そうしたら仕事中の彼を邪魔したり、特定の時間に電話をして迷惑をかけるような一線を超えた輩が出てきた」

(注...カスティジェホの兄弟:ホセのTwitter炎上のきっかけは「スタメンはTwitterユーザーの投票で決められたようだ」「守備偏重のサッカーを止めないとバラハは州リーグにすら居られないと思うよw」などのバラハ監督に対する批判から始まりました)

──バラハ監督と君の関係は実際のところどうだったのだろう。
「特定の監督向けに作られていないサッカー選手たちも居る。だからそこについて議論があったかどうかを言う必要はないと思う。僕はたくさんの馬鹿げた記事や嘘を読んだ。彼は若い選手に賭けるのが好きな監督であり、それについて僕は特に何も思っていない。彼のことはリスペクトしていた。それは監督としての功績だけでなく、選手としての彼の功績に対するものも含めてね。報道にはたくさんの嘘があった。僕らはお互いをリスペクトしていた。筋肉系統の問題があった時に、戦術的判断で招集外になったと言われたのも嘘だ。衝突した、口論したということを煽るようなことがたくさんあった。僕らは非常に複雑な状況の中で、舟を漕いでいかなければならなかった」

──今夏、サッスオーロへの移籍は突然のことだった。契約解除してサウジアラビアに行くと思っていた人が多いんじゃないかな。
「これも報道されている通りじゃない...。スペイン、イタリア、そのほかの国からも多くのオファーをもらった。サウジアラビアからのオファーは僕らの金銭感覚とはかけ離れた条件だったから目立って話題になったけど、最高レベルでプレーし続けたい、自分がやれることを証明したい、という気持ちがお金の問題に勝ったんだ」

関連記事
サム・カスティジェホ (プロフィール)
サム・カスティジェホのプレゼンテーション、入団会見 (2022年7月)

同カテゴリの前後の記事

« 第5節:アトレティコ・マドリー戦を終えてバラハ監督のコメント(2023/9/16) 第6節:アルメリア戦を終えてバラハ監督のコメント(2023/9/23) »

VCFJapan.org

El Rat Penat

スペインのサッカークラブ
バレンシアCFを応援する
ウェブサイトです。