メスタージャで快勝となったアトレティコ・マドリー戦後のバラハ監督の公式会見です。

──試合を振り返って
「前半は非常に良かったです。試合でオプションを持ち、勝つためには非常に高いレベルでプレーすること、そして相手を快適にプレーできないようにし、リズムをつかませず、試合に入れないようにしなければならないことを私たちはよく理解していました。

試合を進める中でいくつかの要素が私たちを助けてくれました。チームに自信を与えてくれる最初のゴールで勢いに乗り、2-0にできたことであらゆる面でとても完璧な前半になりました。

後半も非常に良い形で入れました。もし、後半の早い時間に失点していたらチームが落ち込んでしまうリスクがあったと思います。でも私たちは3点目を奪い、より落ち着いてプレーできるようになりました。

選手たちは個人的にも集団的にも非常に良いパフォーマンスを見せましたが、今日は何よりも彼らがピッチで全てを出し切ったことに満足したいと思います。途中でピッチを退いた選手たちは担架に乗ったり、痛みを抱えていたりしていました。それが試合の激しさや厳しさを表していますし、その中で彼らがどれだけ努力したかを物語っています。そして、そのおかげで私たちはポジティブに働き続けるためにとても重要な勝点3を加えられました」

──アトレティコ相手の9年ぶりの勝利
「今日は全てのバレンシアニスタにとって楽しむための日です。この試合展開、この勝利がいかに難しいものであったかを考えると尚更です。私たちはファンが喜び、試合を楽しんでいる様子を見るために働いています。今日のファンを見ることで、私たちにとって彼らがどれほど重要であるかを理解できるでしょう。ここ数試合空席となっていたゴール裏のファンも私たちを引っ張ってくれましたし、メスタージャ全体が私たちが望んでいた姿を見せてくれました。これこそが私たちが勝つために最も必要としている要素です。今はこの勝利を楽しみ、明日からは冷静さとバランスを持って次の試合のことを考えます」

──攻守のバランス
「3ゴールを決めたことはポジティブな要素です。それをアトレティコ相手に成し遂げ、かつ彼らを無失点に抑えたことは非常に価値のあることです。私たちが押し込まれたり、彼らがボールを持ったり、クロスボールが私たちのゴールエリアを通過する時間帯もありましたが、選手たちは良く守り、試合で要求されるものをしっかりと維持してくれたと思います。それが私たちに勝利の可能性を与えてくれました」

──継続性
「私たちはバランスを追求しなければなりません。今日は勝つために多くのことを上手くやり、アトレティコを、走れない、スペースがない、セットプレーからミスをしない、という不快な状況に追い込みました。しかし全ての試合はその1試合で完結します。今日はアトレティコに3-0で勝ちましたが、次も同じように戦わないと負ける可能性があります。メスタージャだけでなく、アウェーも含めて全ての試合で戦わなければならないし、対戦相手の状況や戦い方も知っていなければなりません。この瞬間を楽しみにながら、今日と同じくらい難しくなるであろう次の試合について考えましょう」

──セルジ・カノス
「彼の適応を早め、継続性を持たせるためにはプレー時間が必要だと考えて起用しました。しかし、彼がハムストリングの筋繊維の断裂を感じたために、交代に至りました。試合では非常に優れたプレーをしたと思います。1vs1で鋭く、スペースを上手く活用し、集団的な守備も非常に優れていました。彼が私たちに何をもたらしてくれるかを本当に興味深く見ていました。ケガのせいで歩みを止めなければいけないとしたら、これほど残念なことはありません。スタメンでプレーするために時間をかけて働いてきた彼には満足しています。怪我の状態がひどくないことを願いましょう」

──監督として最も幸せな日
「これからのキャリアでもっと幸せな日が訪れることを願っています。今日のスタジアムの雰囲気は最高でした。ベンチでは本当に苦しい時間を過ごします。どんな判断も交代も、間違えたら相手を試合で活性化させ、自分たちが苦しむことになる可能性があるからです。だからこそ今日のように幸せなファン、友達、家族を見られることは何物にも代えがたいことなのです。非常に完成度の高い試合を見せてくれました」

──シメオネ監督からの称賛
「非の打ちどころのないキャリアを持ち、タイトルを獲得し、あらゆる試合で通用する哲学を実践しながら、アトレティコ・マドリーで歴史を築いてきたシメオネ監督にそう言ってもらえることは光栄です。今日勝つために多くのことを上手くやる必要があったので、彼の言葉には感謝したいと思います」

──ウーゴ・ドゥロ
「ストライカーにとってゴールを決めることは不可欠であり、良い形でシーズンを始めたウーゴの場合、ゴールを決めるたびに自信を高めています。私たちは彼にポテンシャルがあると感じています。今日の前半の彼はゴールという報酬も含めてあらゆる点で完璧でした」

──ハビ・ゲラ
「3-0となるゴールで、スペースを制して勝つための、より大きなアドバンテージを与えてくれました。さらに4-0に出来る場面も何度かあったと思います。彼の仕事には満足しています。彼は今、素晴らしい時期を過ごしていますが、これからもハードワーク、謙虚さ、落ち着いた日々の生活を保ち、成長に必要なことをやり続けることで、偉大な未来を持ってくれることを願っています」

──ジェンクの左サイドバック起用
「疲れていたホセ（・ガヤ）に代えてヘスス（・バスケス）を投入しようと考えていましたが、彼のコンディションがあまり良くなかったので、左利きで3番（左サイドバック）でプレーできるジェンクを起用しました」

──代表ウイーク中の仕事
「この2週間、私たちは手元のオプションに沿って仕事をしてきました。加入したばかりでチームのアイデアに適応する必要がある選手たちと共に細かい点を詰めることを試みました。期待通りに仕事が進んだと思っています。もしサッカーがとても単純なものだったら、私たちは全ての試合に勝つでしょう。今日は私たちが話し合った通りのことが起き、チームとしてそれをうまく解釈し、大きな決意を持ってゲームプランを立てました」