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セルジ・カノスのプレゼンテーション、入団会見
セルジ・カノス獲得決定の公式発表から一晩明けた8月21日、カノスの入団プレゼンテーションが行われました。入団会見では、バレンシアへの思い、長かった移籍交渉の苦しみ、新たなクラブでの抱負などを語りました。
──今の気持ち
「今日という日を家族と共有できてすごく興奮しています。とても幸せな日で言葉もありません。僕はバレンシアニスタとして生まれました。父は僕が生まれた時からバレンシアのシャツを着せてくれて、バレンシアの株式も僕に買ってくれました。故郷のヌレスにあるバレンシアペーニャにもよく行ってました。毎週末、ペーニャの仲間と一緒にバレンシアの試合を見ることが子供の頃からの楽しみでした。バレンシアは僕の人生においてとても重要な存在です」
──バレンシアに入団して
「非常に長い夏でしたが、レイフン会長、コロナ、ソリスとのコミュニケーションが非常に重要でした。僕がここに来られたのは、彼らの努力のおかげです。彼らはずっと"僕を欲しい"とはっきりと伝えてくれていました。今、重要なことは僕がここに居ること、そして僕らが素晴らしいシーズンを過ごせると確信していることです。僕はずっとここに来ることだけを考えていて、他のチームのことは考えていませんでした」
──バレンシアニスタである家族の存在
「僕にとって母はとても大切な存在でした。今年の夏はとても大変だったので、母が居ないことをとても寂しく思いました。僕の祖母や妹と同じように、母が僕にとっての原動力でした。今、僕がここに居ることを母が誇りに思ってくれていたらいいなと思います」
※カノスのお母様は今年の2月にご逝去されています。
──メスタージャでのデビューを想像して
「想像を絶しますね。僕の家族にとっても、僕にとっても素晴らしいことになるでしょう。メスタージャでキリ・ゴンサレスのサイドからのスーパーゴールを見たことをよく覚えています。これから、バレンシアのシャツを着た後の時間がどうなるかは僕次第ですが、とても美しい時間になることを願っています」
──自身のポジション
「多くのことでチームに貢献できると思います。イングランドに10年居て、プレミアリーグ昇格を経験し、その舞台でも数年間プレーしました。バレンシアでは重要な存在になりたいと思っています。4-4-2の両サイドハーフでもストライカーでも、快適にプレーできます」
──バラハ監督
「第一印象はとても良かったです。今日の午前中に既に、バレンシアに来て最初の練習を終えましたが、監督は沢山話しかけてくれるし、監督の目指すインテンシティ、プレッシングなどとても良い感じでした。監督の要求に応えられることも嬉しく思います」
──フィジカルコンディション
「この数か月間プレーしていないことに加えて、移籍市場でのストレスが大きかったので、最高のプレシーズンでなかったことは確かです。でも自分で出来る限りコンディションを整えておくために、ブレントフォードでトレーニングを続けてきました。望んでいた時期の移籍にはなりませんでしたが、これからバラハ監督の要求にそって、死ぬ気で取り組んでいきます」
──目標
「目標はいつでも目の前にある試合であるべきだと思っています。今の僕らにとっての目標は次のオサスナ戦であり、僕らのファンには可能な限り最高のバレンシアを見てもらいたいと思っています」
──バレンシアでのプレーを夢見る子供たちへのアドバイス
「僕もかつては子供でした。子供たちには他のことは考えずに、サッカーを楽しむように言いたいです。僕の場合、ここに来るという夢をかなえられたことは幸運でした。次はバレンシアのために常にベストを尽くすという大きな責任をおっていることを実感しています」
10年ぶりにスペインに帰って来たカノスは、バレンシアでの入団プレゼンテーションを利用して、彼にとっての特別な存在である祖母マリア・ソレダさんにサプライズで彼女の名前が入ったバレンシアのシャツをプレゼントしました。
