バレンシアCF応援サイト VCFJAPAN.ORG バレンシアCF応援サイト VCFJAPAN.ORG

VCFJapan.org is the forum for Valencianistas in Japan.

Navigation
Valencia CF

VCF News

セルジ・カノス獲得決定

イングランド・プレミアリーグのブレントフォードから、元スペインU-19代表FWセルジ・カノス(26)を完全移籍で獲得しました。移籍金は25万ユーロで4年契約、契約解除金は1億ユーロとなります。

セルジ・カノス獲得決定

バレンシア州カステジョン県ヌレス出身のカノスは、バラハ監督が熱望していた両サイドのウイングを本職とするプレーヤーです。地元ヌレスのクラブチームでサッカーを始め、カステジョン、エスパニョール、バルセロナのカンテラを経て、2013年にリヴァプールのU-18チームに入団しました。

2015/16シーズンにイングランド・チャンピオンシップ(2部相当)のブレントフォードにレンタル移籍。ブレントフォードでの最終戦を終えた直後にリヴァプールに復帰し、プレミアリーグ最終節でリヴァプールのトップチームでのデビューも果たしました。

2016年の夏にリヴァプールを離れ、イングランド・チャンピオンシップのノリッジ・シティに完全移籍。しかしノリッジでのキャリアはうまくいかず、わずか半年で退団してブレントフォードに完全移籍しました。

ブレントフォードでは6年半過ごし、公式戦249試合に出場(36ゴール)しました。これはイギリス以外の国籍の選手としてはクラブ最多出場記録となるそうです。2020/21シーズンにはチームをプレミアリーグ昇格に導く活躍も見せました。

昨季は出場機会を減らし、冬のマーケットでギリシャのオリンピアコスに半年間のレンタル移籍をしました。今夏ギリシャから帰ってきましたが、ブレントフォードとの契約が残り1年となっていたため、選手本人もブレントフォードも今夏の退団に向けて動いていました。

バレンシアーノであり子供の頃からバレンシアニスタであったカノスについて、バレンシアは昨季の時点で補強候補としてリストアップしていました。そして今夏、トップチームのウインガーが不足している状況を受けて、バレンシアは正式に獲得に名乗りを挙げました。

ブレントフォードはチームの功労者が望んだ行き先に行きやすくするために、彼の移籍金を50万ユーロと非常に安く設定しました。しかしバレンシアが移籍金0での獲得にこだわったため、両クラブ間での交渉は長引いてしまいました。

バレンシア移籍を望み、ブレントフォードのプレシーズン合宿に参加していなかったカノスは、早急にバレンシア行きを決めるために移籍金を自腹で払う意思も見せましたが、バレンシアがそれを拒否。最終的にはバレンシアが移籍金を支払う形で両クラブ間合意となりました。

しかし、次に彼の移籍を妨げたのはピーター・リムでした。このシンガポール人オーナーは、クラブに選手が増えることを良しとせず、カノスを獲得するためにはカスティジェホかラチッチを放出することを条件に挙げました。

そのため、カノスは待ちぼうけ状態が続き、クラブはカスティジェホとラチッチの移籍交渉に追われることになりました。最終的に先週ラチッチの退団が決まったことでリムのOKを得られ、2ヶ月近くに及んだメロドラマが完結しました。この期間、カノスにはベルギーのアンデルレヒトやデポルティボ・アラベスなどからバレンシアよりも良い条件でのオファーがありましたが、最終的にはバレンシアでのプレーを熱望したカノス本人の強い意志により、ハッピーエンドとなりました。

同カテゴリの前後の記事

« ラチッチが退団、お別れの言葉 マルコ・カムス獲得決定 »

VCFJapan.org

El Rat Penat

スペインのサッカークラブ
バレンシアCFを応援する
ウェブサイトです。