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VARの恥:バレンシアに不利益をもたらす14のアクション

前節:バルセロナ戦の85分、ペナルティエリア内でのケシエのフラン・ペレスへのファウル=PKが取られなかった件について、一晩経ってもバレンシアメディアの怒りは収まりません。

VARの恥:バレンシアに不利益をもたらす14のアクション

ラ・リーガのVAR判定についての分析をしているArchivo VARは、今季のバレンシアはVARのミスにより勝点7を失っており、ラ・リーガで最も影響を受けているチームのひとつである、というデータを発表しています。そして「もしVARが正しく機能していれば現在のバレンシアは降格圏ではなく11位に付けていただろう」とも述べられています。

さらに昨夜、SER DEPORTIVOS VALENCIAは「VARの恥:バレンシアがRFEFの審判団とルビアレス(RFEF会長)によってダメージを受けた明確な14のアクション」という記事を公開しました。実際に明確なものと微妙なものもあり、だいぶバレンシア寄りではありますが、紹介します。


バレンシアには、今季彼らを傷つけてきている状況について審判団の能力不足やヒューマンエラー以上の何かが存在すると考える充分な理由があります。

第19節:バジャドリー戦のような、非常にネガティブなことが起きたという事実を真剣に考えなければなりません。審判団と"VARbitros"(VARと審判:arbitorosの造語)によって明らかな損害を受けた14の議論の余地のないアクションを振り返りましょう。

#1 : 第3節 アトレティコ・マドリー戦(0-1)

主審:クアドラ・フェルナンデス、VAR担当:エストラーダ・フェルナンデス。

23分、0-0の状況でユヌス・ムサがゴールを決めましたが、プレーの起点となったディアカビとジョアン・フェリックスの最小限の接触を理由にゴールが取り消されました。前々節のメスタージャでのラ・レアル戦でウーゴ・ドゥロとアレックス・ソラの間に起こったものと同様の接触です。その接触はVARが介入し、ファウルはなかったとしてバレンシアのPKは取り消されました。一方でこの試合ではファウルが取られ、ユヌスのゴールが無効になりました。

#2~#3 : 第6節 セルタ戦(3-0)

主審:ゴンサレス・フエルテス、VAR担当:ハイメ・ラトレ。

52分、フラン・ベルトランからギジャモンへ、怪我に繋がる悪質なタックルがありました。過去の試合では一発退場に相当するものでしたが、VARは介入しませんでした。

55分、ペナルティエリア内でアイドゥーがサムエウ・リーノを倒した明確なPKについて、主審はVARを確認せず、リーノにシミュレーションを理由にイエローカードを提示しました。数日後、ラ・リーガの競技委員会は「明確にシミュレーションではなかった」としてリーノのイエローカードを取り消しました。

#4 : 第11節 マジョルカ戦(1-2)

主審:サンチェス・マルティネス、VAR担当:メディエ・ヒメネス。

64分、ニコ・ゴンサレスがアマト・エンディアイェをエリア内で倒したとしてマジョルカにPKを与えましたが、映像を確認すると、ニコはアマトには触れておらず、アマト自身が右足でボールを踏んでバランスを崩して転倒していたことがわかりました。マジョルカのハビエル・アギーレ監督でさえ、試合後の会見でVARがレビューしなかった理由が分からないと述べました。

#5 : 第12節 バルセロナ戦(0-1)

主審:デ・ブルゴス・ベンゴエチェア、VAR担当:イグレシアス・ビジャヌエバ。

44分、0-0の状況でマルコス・アロンソが後ろからマルコス・アンドレのふくらはぎにスパイクを刺す様子がはっきり確認できました。今季のラ・リーガはこのようなアクションでいくつかの退場処分を科していますが、このアクションについてもVARが介入しませんでした。

#6 : 第13節 レアル・ソシエダ戦(1-1)

主審:ムヌエラ・モンテーロ、VAR担当:ソト・グラード。

80分、ディエゴ・リコがエリア内でティエリーを倒しました。ラ・レアルのウインガーは介入が遅れ、ボールに触れることなくティエリーのシューズに接触していますが、主審はPKをコールせず、VARも沈黙を貫きました。

#7 : 第17節 レアル・マドリー戦(2-0)

主審:アルベロラ・ロハス、VAR担当:メディエ・ヒメネス。

前半ロスタイム、カマヴィンガが背後からフルキエのアキレス腱を踏みつけるという危険なファウルがありましたが、主審は笛を吹きませんでした。このプレーはレアル・マドリーのCKで再開し、リュディガーのゴールで終わりますが、最終的にベンゼマがユヌス・ムサに軽度のファウルを犯したためゴールは取り消されました。しかし、最初のファウルを主審に通知しないVAR担当はナンセンスだと言えるでしょう。

#8 : 第18節 アルメリア戦(2-2)

主審:ヒル・マンサーノ、VAR担当:エストラーダ・フェルナンデス。

44分、VAR担当はエリア内でのガブリエウ・パウリスタのハンドを主審に宣告しました。この場面、ガブリエウは相手のシュートをブロックするためにスライディングをし、自身の足に当たって跳ね返ったボールが手に当たりました。この試合の2日前に開催されたエルチェvsベティスの試合でルイス・フェリペの同じアクションがハンドを取られずCKとなったように、自分の体に当たって跳ねたボールが手に当たった場合、一般的にハンドは取られません。しかし、これ以上ない鮮明な映像であったにもかかわらず、VAR担当は主審にPKを取るべきだと指摘しました。

#9~#12 : 第19節 バジャドリー戦(1-0)

主審:フィゲロア・バスケス、VAR担当:イグレシアス・ビジャヌエバ。

7分、ホアキン・フェルナンデスはエリア内でラトの足を踏んでバランスを崩し、ラトの顔に肘を突きながら浴びせ倒しました。一連の流れを目の前で見ていた主審はPKの笛を吹かず、VARも介入しませんでした。

17分、ルーカス・ロサがエリア内でサムエウ・リーノと接触。最初にボールを触ったのはリーノでしたが、主審もVARもこの接触がPKに値するとは考えませんでした。

56分、アグアドのカスティジェホへのハードタックルは足首にスパイクが刺さるものでしたが、VARは沈黙を貫き、主審はイエローカードを提示するのみに終わりました。マニュアルではレッドカードが出るものです。

90分、ゴンサロ・プラタがクライファートの膝を蹴り上げ、転倒した際にボールを奪いカウンターアタックに入りました。このプレーは試合の決勝点となるラリンのゴールで終わりました。ゴールの起点がファウルであるにもかかわらず、VARは介入しませんでした。

#13 : 第23節 レアル・ソシエダ戦(1-0)

主審:エルナンデス・エルナンデス、VAR担当:ゴンサレス・ゴンサレス。

47分、アレックス・ソラがウーゴ・ドゥロをエリア内で転倒させました。正面からの映像ではソラの膝がドゥロの太腿に当たり、バランスを崩した様子が見て取れます。主審は笛を吹き、PKの判断をしましたが、VARの指示で取り消されました。

#14 : 第24節 バルセロナ戦(1-0)

主審:アルベロラ・ロハス、VAR担当:ハイメ・ラトレ。

最も記憶に新しい主審とVARのミスです。85分、ケシエがフラン・ペレスをエリア内で転倒させました。目の前で見ていたアルベロラ・ロハスは即座に笛を口に加えたため、PKを指示するかに見えましたが、CKの判定を下しました。VARのモニターをチェックすることすらしませんでした。

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