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バルセロナ戦を終えてバラハ監督のコメント(2023/03/05)

バルセロナ戦後のバラハ監督の公式会見です。終盤のフラン・ペレスに対するPKが取られなかったことについて多くの質問が投げかけられました。

バルセロナ戦を終えてバラハ監督のコメント(2023/03/05)

──敗戦という結果について今の気持ちを聞かせてください。
「手ぶらで帰ることになってしまいました。勝点0で去る時に喜ぶことはできません。今日の私たちはラ・レアル戦に続いて、勝点を加えるためのチャンスがありました。チームは何度かスコアで追いつくためのチャンスを作りましたが、最後の数メートルで正確性を欠きました。それでもチームは良い仕事をしたと思います。試合の中で私たちは生きていましたし、別の結果を得る可能性もありました。だからこそ何も得られず帰るのは悲しいです」

──フラン・ペレスのPKの可能性について、どのような意見をお持ちですか?
「あの場面、私たちは接触があったことをしっかり確認できました。接触があったという事実を踏まえて、その後の解釈は審判に委ねられます。そして審判はPKが無いと判断しました。彼らの判断であり、私たちはそこに介入することはできません。ウーゴ(・ギジャモン)のハンドで私たちが取られたPKも同様です。正しいことと間違っていることの間の境界線は非常に微妙なものです。私が驚いたのは、PKをコールするかどうかにかかわらず、別のメスタージャの試合ではやったVARの映像確認を、今日はしようとすらしなかったことです。どのような状況の時にモニターを見るのかを私たちは知ることがないまま置き去りにされています」

──VARが機能しなかったことに怒りを感じますか?
「いろいろな解釈の仕方があるプレーが存在することを認識しておかなくてはなりません。主審がPKではないと判断した時、そこには理由があるはずです。私が見ているのは、そのようなアクションがあった時に、他の場合と同様に取り出し、見直しているかどうかという点です。今回は接触があったにもかかわらず、迅速にCKが与えられました。このようなタイプの判断は、勝点を獲得する、試合を決定づける、してきた仕事に報いる、このような要素に影響を与えます。そして今回はその影響で何も得られない、という結果になりました。私としては、このアクションはPKでもおかしくなかったという感覚があります」

──試合を評価していただけますか?
「バルサは最初のオプションでゴールを決めました。私たちはアタッキングサードでのボール奪取からサムエウ・リーノにあったような決定的なチャンスも作りましたが、枠内に撃てませんでした。その後の私たちは試合を壊すことなくプレーし、退場者が出た後はフィニッシュゾーンの近くに多くの選手を配置するシフトに変更しました。試合を支配し、決定的なチャンスを2~3回作りましたが、正確性を欠いては勝点を得ることはできません」

──今日の試合で得られたものはありますか?
「ラ・レアル戦での仕事に継続性を与えながら今日のポジティブな要素を追加し、次の試合が最も重要であると考えなければなりません。今日の試合はもう終わりました。オプションがあり、良い競争をしましたが、結果を決定づけるための正確性を欠いてしまいました。次のメスタージャの試合はあらゆる観点から重要な一戦であり、私たちは継続性を持ち続けなければなりません」

──今季のバレンシアは最もVARのエラーで勝点を落としているチームというデータもあります。
「同様のことが繰り返され、これらの要素がシーズンの流れに影響を与える場合、私たちの力が及ばないことがあります。私としては、こういうことが繰り返し起き、それが見直されていない理由を知りたいと思っています。今の私の仕事は、チームの中で重要なことに集中することです。今回のアクションは試合の状況を異なるものに変え、私たちに引き分けの可能性を与えるものでした。それは明らかだと思います。しかしすでに終わってしまったことであり、次のことを考えなければなりません。ただ、長いシーズンを通じて今後も同様のことが繰り返されるのであれば、当然私たちへの影響はあるでしょう」

──数的優位を得てからはどのようなプランで試合に臨みましたか?
「退場者が出たことでゲームプランが完全に変わりました。ひとり多くなったので、ボールを使って継続性を持ち、クロスボールを入れるようにサイドから切り込んでいこうとしました。2人のFWを置いてゴールをを狙い、決定機を作り、シュートも撃ちましたが、得点になりませんでした。全ては正確性の問題です。重要なことはこのアクションとチャンスメイクを継続していくことです。そうすればやがてゴールが決まり、勝点を得られる日が来るでしょう。困難な状況にあり、負傷者も多くいる中で、バルサに最初のチャンスを決められたにも関わらず、気持ちを切らさずに仕事を続けられたことはポジティブに考えています。今日は成功を得られず、努力が報われなかったことは明らかですが、仕事に継続性を与え、次の試合について考えるための自信になったことはポジティブな要素である、そう考えたいと思います」

──数的優位でありながら、バルサのゴールをこじ開けることができませんでした。
「ひとり多い状態で攻撃する時は、より多くの忍耐が必要です。バルサの守備が良く、サイドに出してクロスボールを入れるという流れの中で、私たちは時々性急になってしまいました。私にとって重要なことは、より攻撃的になる解決策を探し、チームを動かし、チャンスを作って、引き分けの可能性を残して試合を終えたことです。私たちが今いる場所を見て、競争から得られるものを最大限に活用しようとしています。ポジティブな部分を取り出して、次の試合に向けて継続性を与えていきたいと思います」

──エディンソン・カバーニの不在を痛感していますか?
「チームの全員が競争する準備ができている必要がある、という基本から始めます。何故なら離脱者や様々な状況が考えられるからです。エディンソンは私たちが復帰を望んでいる選手の一人ですが、彼が不在の時も私たちは落ち着いていなければなりません。そして彼が戻ってきた時には、最高のレベルを発揮してくれるでしょう」

──イライクス・モリバのパフォーマンスを評価してください。
「彼にとって最も重要なことは、監督やコーチの信頼を感じることです。チームが必要としている戦術的秩序を備えたプレーを彼に理解し解釈してもらえるように努めるのが私たちの仕事です。私たちは全ての選手の役割を必要としています。今日の彼はカンプ・ノウに戻ってきて、私たちが探していたものに完全に一致するプレーをしてくれたと思います」

──ヘスス・バスケスとフラン・ペレスのパフォーマンスについて一言お願いします。
「繰り返しますが、私たちは全ての選手を必要としています。フラン・ペレスは自信に満ちていて、私たちに貢献してくれました。ヘススは改善すべき点はあるものの、素晴らしい手ごたえを感じさせてくれました。彼らは19歳、20歳の若い選手であり、出場時間を与えて、彼らにその時間の重要性を理解してもらわなければなりません。でも同時に彼らは、チームがおかれている状況も理解しています。2人とも本当に良く働いてくれていて、試合でもシーズンの苦しい時期でも私たちを補完してくれる選手です。まだ多くの試合が残っています。彼らも含め、全員が準備できていなければなりません」

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