RFEFがガブリエウ・パウリスタに2試合出場停止処分
前節:レアル・マドリー戦でラフプレーで一発退場となったガブリエウ・パウリスタに、RFEFの競技委員会は2試合の出場停止処分を科しました。
今回の処分についてガブリエウ・パウリスタには2~4試合の出場停止処分が下される可能性がありましたが、一番軽い処分となりました。次節:ジローナ戦、来週のアトレティック戦に出場できないことになります。
RFEFの懲戒規定第121条"一発退場について"には「試合中の直接退場は少なくとも1試合の出場停止処分。その原因となった行為が、選手がボールに挑める状況ではない時のものの場合は少なくとも2試合の出場停止処分」とあり、今回の場合、2試合の処分は最低ラインになるとみられていました。
処分が2試合で済んだのはバレンシアとガブリエウにとって幸運でした。ガブリエウは退場処分となった後に、ロッカールームに向かうトンネルにてマドリーの複数人の選手たちと口論になりましたが、アルベロラ・ロハス主審がこの口論についてマッチレポートに書き留めなかったため、追加制裁を免れることになりました。
バレンシア加入後のガブリエウの一発退場は2回目になります。1回目は2019年12月のUEFAチャンピオンズリーグ:アヤックス戦でタディッチに報復行為を行ってレッドカードを提示されたもので、この時も2試合出場停止処分を下されました。
また、2018年1月のラス・パルマス戦では主審に抗議してイエローカードを提示されたにもかかわらず、怒りが収まらず抗議を続けたために2枚目のイエローカードを提示されるという愚行を犯したこともありました。
ガブリエウ本人は今回の件について、自身のSNSにメッセージを残しています。
「批判もレッドカードも受け入れます。今回のことを誇らしく思うことはありません。私は鈍感なプレーヤーですが、高貴でもあります。ヴィニシウスに敬意を持っていますし、彼を傷つけるつもりはありませんでした。私はこの偉大なクラブで多くの苦しみを味わい、非常に困難な状況を経験しており、感情が高ぶっています。感情をコントロールするのが難しい瞬間があります。そしてあの時の私はそれをコントロールできませんでした。心からお詫び申し上げます。ファンの皆さんにも申し訳なく思います。この状況を逆転させるために最後まで戦い続けます。私たちに疑いを持つ人がいないことを願っています」
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