UEFAがガブリエウ・パウリスタに2試合の出場停止処分
UEFAチャンピオンズリーグ グループステージ第6節:アヤックス戦で終盤にタディッチへの報復行為で退場処分となったガブリエウ・パウリスタに対してUEFAは、UEFA主催のコンペティションでの2試合出場停止処分を科しました。これによりガブリエウは、アタランタとのRound of 16の2試合に出場できないことになりました。
この退場処分に繋がる行為が起きたのは後半ロスタイム3分のことでした。
アヤックスのフィードをクリアしたガブリエウに、シーム・デ・ヨングが背中から体当たりする形で接触してしまいました。
ガブリエウが腰を押さえてかがんだところ、試合を急いで再開したがったタディッチがガブリエウに詰め寄り、抱え起こそうとして背中を叩きました。これにガブリエウが激高し、タディッチを小突きながら立ち上がり(ここでタディッチは一度、主審にガブリエウの暴行をアピールしています)タディッチの顔に頭を付けて詰め寄りました。ここでタディッチが顔を押さえ、大袈裟に倒れ込みました。パレホが小競り合いを止めようと駆け付けましたが、間に合いませんでした。
この一連の流れを目の前で見ていた主審は、ガブリエウにレッドカードを、小競り合いのきっかけを作ったタディッチにイエローカードを提示しました。
この処分については「出場停止が最大3試合になる可能性もあったところ、2試合の処分で済んだ」という見方もあることから、クラブはこの処分に異議を唱えることなく受け入れる方針です。