ワールドカップ2022におけるFIFAからの収入
FIFAは「FIFAクラブ援助プログラム」の一環として、合計2億900万ユーロの「選手貸出金」を参加する選手の所属クラブに分配します。
具体的にはワールドカップに参加する選手たちの所属チームに、選手が1日チームに滞在するごとに10,000ユーロを支払う、というもので、11月14日から金額が蓄積されていきます。決勝進出した場合の最大額は370,000ユーロになります。また、これは選手がワールドカップで1分もプレーしなくても同じ金額が支払われます。
そして、この10,000ユーロは現在の所属クラブに全額支払われるわけではなく、今季を含め直近3シーズン(2020/2021からの3シーズン)に在籍したクラブに33.33%ずつ均等に割り振られます。つまり、カルロス・ソレールについてはバレンシアはパリSGより多く、カバーニについてはマンチェスター・ユナイテッドがバレンシアより多く費用を受け取る、ということです。
「FIFAクラブ援助プログラム」はFIFAとヨーロッパクラブ協会との間で定められた協力協定の一部です。2010年のワールドカップにて導入され、2015年にプログラムの対象範囲が拡張されました。
バレンシアは、このプログラムによりガヤ、ギジャモン、ユヌス・ムサについて100%、ラチッチ、カルロス・ソレール、マキシ・ゴメスについて66.67%、チュメルトとヴァスについては50%、カバーニとイ・ガンインについては33.33%の「選手貸出金」をFIFAから受け取ります。
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