今季のバレンシアの14失点のうち、9失点が60分(後半15分)以降に生まれているものであると、Diario ASが報じています。そしてバレンシアは、この「試合の最終段階での失点率」が今季のラ・リーガで2番目に高いチームとのことです。

ガットゥーゾ監督が会見でたびたび話している"後半最後の30分"の失速については、数字の面でも顕著に表れています。前節バルセロナ戦では終盤までインテンシティを落とさず戦ったものの、93分のレヴァンドフスキのゴールにより、このデータがより強調されることになりました。

ママルダシュヴィリは今季ここまで14失点を喫していますが、上記の数字をさらに詳しく見ていくと、

0分～60分までの失点が5点
61分～75分までの失点が3点
76分～90分以降の失点が6点

となります。

興味深いことに、この最後の30分間での失点率でバレンシアよりも高い数字を出しているチームがあります。チョロ・シメオネのアトレティコ（総失点数12／60分以降の失点数8）です。アトレティコは67％、2位のバレンシアは64％、3位はカディスの63％となっています。

また失点率ではなく単純な失点数だけでいうと、終盤30分で15失点しているカディス（総失点数24）がトップに立ちます。次いでセルタ（総失点数24）の11失点、アルメリア（総失点数20）の10失点が3位に入ります。