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元バレンシア監督のピッツィのインタビュー「ファンに相応しい喜びの瞬間が訪れることを願う」

元バレンシアの選手で、2013/2014シーズンには半年間トップチームの監督も務めたファン・アントニオ・ピッツィの99.9 Plaza Radioでのインタビューです。ピッツィは、国王杯決勝の行われる4月23日にバレンシアニスタにとって最高の結果が訪れることを願っています。

元バレンシア監督のピッツィのインタビュー「ファンに相応しい喜びの瞬間が訪れることを願う」

現在のピッツィは、昨年8月にアルゼンチンのラシン・クラブでの冒険を終えて以来、故郷のサンタフェで家族と過ごす時間を増やしています。次の目的地が決まるのを待っている"エル・ラガルト(彼の愛称)"は、スペインを離れてもうすぐ8年が経過する今でも、スペインサッカーの情報をチェックしていることを認めました。

「バレンシアのことは定期的にフォローしているよ。私が試合を見る機会がある時、私はラ・リーガの熱狂的な支持者なんだ」

ピッツィは今季のバレンシアについて好印象を持っています。特にコーチングスタッフによる仕事は、彼が高く評価しているポイントです。

「ホセ・ボルダラスは良い仕事をしている。自分を取り巻く状況が不確実であるにもかかわらず、彼は周囲を納得させ、自分が意図したアイデンティティをチームに与えることに成功した。そしてバレンシアに相応しい、ラ・リーガでの役割をバレンシアに取り戻した」

「国王杯の決勝でプレーすることは全てのファン・選手たちのモチベーションを高める。間違いなくバレンシアは以前と変わっているし、贔屓目なしに見て、再びタイトルを獲得するチャンスは十分にあると思うよ」

「バレンシアとベティスはどちらも非常に良い形で決勝まで来た。ベティスのペジェグリーニもまたどんなチームにも必要なアイデンティティを自分のチームに植え付けている。私の考えでは、最も勇敢で、一貫性があり、勇気をもって自分のプレーをするチームがより多くのチャンスを得ることになると思う」

「バレンシアには100%集中してもらって、自分たちのオプションを増やしてくれることを期待したい。一発勝負の決戦ではあらゆるミスや不注意が高い代償となる。真剣に、かつ一貫性をもってピッチに立つことがタイトル獲得のために必要なものなんだ」

ピッツィがメスタージャに戻ってきたのは2013年12月のことです。そしてクラブを購入したピーター・リムがスポーツ面以外での理由でヌーノ・エスピーリトを連れてきたために、半年間でバレンシアを去りました。バレンシアの監督として働いた期間は短かったものの、このアルゼンチン人監督はファンからの愛情を感じたことを忘れていません。

「バレンシアのファンにはとても共感している。働いていた時も気持ちが通じ合っていると感じることができた。選手としても監督としても、彼らを代表して戦えたことに心から感謝しているよ。間もなくやってくる決勝戦での成功を願っている。彼らに相応しい喜びの瞬間が訪れることもね」

もし、ピーター・リムが2014/2015シーズンのベンチもピッツィに任せていたらどうなっていたか、そんな仮説についてもピッツィは答えました。

「クラブがどんなことを計画していたかによるだろうね。バルサ、マドリー、アトレティコのようなバレンシアより多くの予算を持つチームが居ても、クラブが真剣にチャンピオンになるために戦うことを考えてクラブづくりをしていたら、バレンシアはその後の数年間、リーガの主役のひとりになりえたと思う」

ピッツィはバレンシアの監督を退任した後、一度だけメスタージャに戻ってきています。2019年、クラブ創設100周年を迎えたクラブがメスタージャで記念イベントを開催した日です。

「とても感動した日だった。私が尊敬しているたくさんの人たちに会えた。当時のチームメイトたちや、一緒にプレーはしていないけれど私が良く知っている人たち、ファン・クルス・ソル、マリオ・ケンペス、ファビアン・アジャラ、キリ(・ゴンサレス)...彼ら全員ととても良い思い出を持っているし、とても良い関係を築いているよ」

ピッツィは彼が望まない形でバレンシアの監督の仕事を終え、クラブを去りました。もし再びバレンシアの監督になるチャンスがあったらオファーを受けるか?そう尋ねられた彼は、間髪入れずに次のように答え、インタビューを締めくくりました。

「もちろん!いつ聞かれても、私はそう答えるだろう。こう答えることに何の躊躇もしないよ。私にとってバレンシアは何ひとつ嫌な思い出のない場所であり、働きながら暮らした大切な場所のひとつなんだ。バレンシアはどんな活動をするにも適した天国のような場所なんだよ」

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