途切れないピッチーニとバレンシアの関係
今年の1月にセルビアのレッドスター・ベオグラードに移籍したクリスティアーノ・ピッチーニ。このイタリア人DFがバレンシアを去って2ヶ月が経過しましたが、彼とバレンシアの関係は途切れていません。
バレンシア退団後も自身のSNSでバレンシアの国王杯決勝進出やクラブ創設103周年などを祝福しているピッチーニは、バレンシアが彼に賭けたこと、アタランタから救い出したこと、大怪我からの復帰を待ち続けたこと、そして沢山のバレンシアニスタが彼にたくさんの愛情を注いだことを忘れていません。そして、その恩に報いるかのようにピッチーニはバレンシアの特別な活動に参加し続けています。
バレンシアのトップチームの選手全員はクラブの社会貢献活動の一環として、また何らかの理由で現役を引退した選手たちをサポートすることを目的として、スペインサッカー選手協会とスペインサッカー選手財団に自発的に給与の1%を寄付しています。
そして、選手がバレンシアを退団した段階で、当然その選手の寄付は終わります。しかし、ピッチーニはバレンシア退団後もこの寄付を続けることを望み、数千ユーロの寄付を続けています。ピッチーニ本人はこの事実を公にしていませんでしたが、先日、協会と財団の年次報告書が公開され、その中に彼の名前があることで明らかになりました。