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アニル・マーシー会長とリムのミーティング

アニル・マーシー会長のシンガポール出張が終わりました。パンデミックの影響で会えていなかった両親と兄にも10か月ぶりの再会を果たした会長は、8日間の滞在中にピーター・リムとのミーティングを行い、冬の補強を含むクラブの戦略面におけるいくつかの承認を得たようです。

アニル・マーシー会長とリムのミーティング

最初のテーマは、予てより課題として挙げられていた残り契約が1年半となった3選手:ガヤ、ソレール、ギジャモンとの契約延長です。チームのキャプテンである2人には、オーナーの許可を得たクラブの給与制限である300万ユーロを超える額でのオファーが出されることになりそうです。そしてギジャモンとの契約延長交渉の開始も許可が下りました。

次のテーマは冬の補強です。今冬の移籍マーケットでチームを再編成する必要があることは経営陣も理解しています。まずはセンターバック。ガブリエウの負傷によりカンテラーノを継続して招集しなければならない状況の今、補強が必要なことは明らかです。そしてボルダラス監督はセンターハーフの補強も希望しています。熱望していたアランバリの獲得は難しくなったため、より手頃な価格でのオプションを検討しています。

第3のテーマはレンタル加入選手たちの獲得オプションについてです。クラブが既にオプション行使を決定しているというママルダシュヴィリについては獲得の時期の確認を、そして今季良い働きを見せているアルデレーテとウーゴ・ドゥロの買取オプションを行使するかどうかを確認したようです。また、このテーマについてはボルダラス監督とスポーツディレクターのコロナもWEB会議にて参加したようです。

最後のテーマはリムが待望している投資ファンド:CVCキャピタル・パートナーズからの融資を活用してのスタジアム建設再開です。マーシー会長はCVCからの融資が各クラブに分配されることを知った際、LFP(スペインプロサッカーリーグ協会)のハビエル・テバス会長に融資で得られる金額の70%をスタジアム建設再開に充てることを保証しました(残りは15%が選手の補強、15%が債務返済)。大きな問題が起きない限り、明日12月10日にマドリードで開催されるLFPの会議にてCVCとの契約が締結されます。バレンシアを含むこの契約に賛成するクラブは年内に最初の融資を受け取れる見込みで、最終的には約1億1900万ユーロの収入を得られることをテバスLFP会長はマーシー会長に確約しています。

マーシー会長はリムの確認を得て、10日のLFPの会議に参加し賛成票を投じる予定です。また16日にはバレンシアの株主総会を控えており、スタジアム建設計画について仕切り直しての新たなプロジェクトが発表される予定です。

CVCキャピタル・パートナーズからの融資についてはこちらの記事が参考になるかと思います。
スペインサッカーの放映権売却、レアルとバルサなど除き承認(AFP)

また、現在のところプリメーラとセグンダのクラブを合わせて39クラブが賛成の立場(ただし、そのうち10クラブは条件により変更の可能性あり)3クラブ(バルサ、マドリー、アトレティック)が反対とのことです。3分の2の賛成でLFPとCVCの契約合意が決定するとのことなのでこのままだと決定になりますが、3クラブは「契約合意に至った場合は法廷に持ち込む」という姿勢を見せています。

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