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ウーゴ・ドゥロのインタビュー「キャリアの中で最も重要な瞬間はボルダラスから与えられてきた」

今夏、ボルダラス監督の要請を受けてバレンシアにやってきたウーゴ・ドゥロ。25万ユーロという少額のレンタル料と400万ユーロの買取オプションでやってきたヘタフェ出身の若いプレーヤーは、バレンシアの選手としての最初の日々について語りました。

ウーゴ・ドゥロのインタビュー「キャリアの中で最も重要な瞬間はボルダラスから与えられてきた」

──バレンシアにはひとりで来たのですか?
「まだ最初なので母が来てくれています。ただ落ち着いたら母はヘタフェに帰り、僕ひとりで暮らす予定です」

──バレンシアの街について何か知っていますか?
「本当に少しだけですね。少しだけ火祭り(※COVID-19の影響で今年は9月開催)を楽しめる時間もありました」

──移籍が決まった時はどのように感じましたか?
「物事が早く進んでいたので少しだけ緊張しました。移籍が成立するまでは喜ぶことはしませんでしたが、全てが確認された今はバレンシアのような偉大なクラブに来ることが出来てとても嬉しいですし、新しいステージが始まることを楽しみにしています」

──バレンシアがあなたの獲得を望んでいたことを知ったのはいつですか?
「代理人から電話でその可能性があると聞きました。その時はまだふわっとした情報でしたが、移籍マーケットの最後の2日間でオファーが届き、全てが行われました」

──あなたの獲得を発表する時のバレンシアのアクション(※)についてどう思いましたか?
「僕のことをネタにしたのは失礼だったという人もいます。ただ、バレンシアは最初にこういう発表の仕方で不快にならないかどうかを僕に尋ねてきました。あのビデオを最初に見て最初に笑ったのは僕です。あれは逸話であり、実際にあったことであり、なかったことにはできません。クラブから聞いた時に僕はすごく面白いと感じましたし、自分の時にしかできないことだと思いました」

(※)2018/19シーズンの国王杯準々決勝:バレンシアvsヘタフェ、メスタージャでの2ndレグ:この試合の92分、ホルヘ・モリーナの決定的なシュートが味方のドゥロの身体にあたってしまい、それを拾ったバレンシアがカウンターで逆転ゴールを決めて勝ち抜けました。その後バレンシアはこのシーズンの国王杯を勝ち取ったこともあり、バレンシアニスタの間でドゥロに感謝する人やドゥロをネタにする人たちが出てきました。

今回バレンシアはドゥロの獲得を発表するにあたって、この試合の実況を担当し「Tocó en Hugo Duro(ウーゴ・ドゥロに当たった)」の言葉を生み出したMovistarPlusのミゲル・アンヘル・ロマンさんを「Tocará para vosotros(君たちのために当てる)」というコメントで出演させました。

──ヘタフェ一筋で過ごしてきたあなたですが、昨季はレアル・マドリーにレンタル移籍をしました。トップチームでもプレーしましたね。
「ヘタフェは僕が2歳の頃からファンになり、僕を成長させてくれたクラブです。ご指摘のとおり僕はこれまで人生のクラブであるヘタフェで過ごしてきましたが、一年前の僕はプロとしての経験を積むためにレンタル移籍をするべきだと考えていました。いくつかのオファーの中で僕にとってはレアル・マドリー・カスティージャに行くことが最も良い選択肢でした。COVID-19の影響もあってマドリーは充分な補強が出来なかったこともあり、負傷者や感染者が出た時にトップチームでも起用してもらえました。誰もが手にできるわけではないチャンピオンズリーグでのデビューという機会もありました。完璧な1年だったと思っています」

──ウーゴ・ドゥロがどんな選手かを教えてくれますか?
「自分がどんなサッカー選手かを定義したことがないのですが...スピードはあると思いますし、スペースに走りこむのも得意です。ボールの扱いやヘディングなど満遍なく器用にこなせると思います。特別に優れた能力はありませんが、常に戦い、ピッチで全力を出し切ります。ただそれは僕にとって基本中の基本であり、特別なことではありません」

──サイドでもプレーできますか?
「僕はずっとFWでしたが、監督が中盤やサイド、DFとして僕を必要とするならどこでもプレーします(笑) でも最も快適にプレーできるのは前線ですね」

──自由時間には何をしていますか?あなたがマドリードの大学で機械工学を学んでいることは有名ですが...
「だいたい練習は午前中なので、午後(15時~19時)は大学に行きます。でも友達と過ごしたり、街に出たり、プレステ...は最近触ってないですが、そういう過ごし方も好きです。マドリードから離れてしまったので、ここで勉強を続けるために大学を変えようとしています。もちろんサッカーも見ます」

──メスタージャのファンについてどう思いますか?
「そのテーマについて僕はことあるごとに話してきました。メスタージャに来たのは1回か2回、あの全てが起こった国王杯の日もそうでしたが、彼らが起こす声援の迫力とそれを受けて引き締まるバレンシアの選手たちに、ただただ驚きました」

──バレンシアに来て間もなく2週間になりますが、次のパンプローナでの一戦でスタメン出場の可能性はありますか?
「可能性はあると思っています。新しいチームに来ましたが、ヘタフェでミチェル監督と1ヶ月間働いてきたことに加えて、ボルダラス監督のやり方を既によく知っていることもあり、あらゆる面で準備はできています。もしスタメンで起用されるとしたら、100%の状態で臨むつもりです」

──ボルダラス監督はあなたのキャリアでどのような役割を果たしましたか?
「Bチームからトップチームへの最初の一歩を踏み出すなど、僕のキャリアの中で最も重要な瞬間はボルダラスから与えられてきました。彼はいつも僕を信頼してくれて、ヘタフェに重要な選手が居て、他の監督であればもっとリスクを懸念したであろう時でも、彼は僕に出場機会を与えてくれました。ここに来るという決断に至った理由も彼の存在が最も大きいです」

──移籍前にボルダラスからも連絡はありましたか?
「はい。僕がどんな状況にあるかを知るための連絡がありました。でも僕が話す前に、彼は既に僕の状況を知っていました。僕は彼に"もしバレンシアで一緒に働ける機会があるならバレンシアに行きたい"と話しました。バレンシアは偉大なクラブですし、こういうチャンスは二度とないだろうと思っていましたから」

──バレンシアの選手たちの中で、知っている選手たちはいましたか?または知らない選手たちの中で感銘を受けた選手はいますか?
「ヘタフェでチームメイトだったジェイソンとフルキエしか知りませんでした。代表チームで一緒だったメンバーも多少知っています。チームで最も驚いたのはゲデスですね。彼は別次元の選手だと感じました。本当に良い選手です」

──今季期待することはありますか?
「チームが良い1年を過ごせることを願っています。そして僕の幸運がバレンシアの役に立つことも」

──買取オプション付きのレンタルでここに来ましたが、バレンシアに買い取ってもらいたいですか?
「ここでのキャリアはまだ始まったばかりで、今はそこまで考えていません。もしバレンシアが僕を買いたいと言ってくれるとしたら、それは僕がここで良い仕事をしたということですから、嬉しいと思います。もしここに残る可能性が出てきたら、それは非常に良い選択肢になります。もしその可能性がなければ、僕は故郷に帰り、ヘタフェの選手としてプリメーラでプレーを続けることでしょう。それもまた僕にとっては素晴らしい選択肢です」

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