ヘタフェ所属の元スペインU-21代表FWウーゴ・ドゥロ(21)を1年間のレンタル移籍で獲得しました。レンタル料が25万ユーロで、400万ユーロでの買取オプション付きです。

地元ヘタフェ出身のドゥロは5歳の時にヘタフェに入団し、ヘタフェ一筋のキャリアを歩んできました。ボルダラス監督がヘタフェを率いていた2017/18シーズンに国王杯：アラベス戦で18歳でトップチームデビュー。同シーズンにリーガデビューも果たしました。

昨季は2部Bリーグのレアル・マドリー・カスティージャに買取オプション付きのレンタル移籍をし、19試合で12得点という成績を収めました。シーズン中にマドリーのトップチームデビューも果たしましたが、オプションは行使されず、今夏ヘタフェに戻っていました。

ドゥロといえば、2018/19シーズンの国王杯準々決勝：バレンシアvsヘタフェ、メスタージャでの2ndレグの一戦が思い出されます。

この試合の後半ロスタイム、ホルヘ・モリーナの決定的なシュートが味方のドゥロの身体にあたってしまい、それを拾ったバレンシアがカウンターで逆転ゴールを決めて勝ち抜けました。その後バレンシアはこのシーズンの国王杯を勝ち取ったこともあり、バレンシアニスタの間でドゥロに感謝する人やドゥロをネタにする人たちが出てきました（ファンだけでなく、選手の中にも表れたため、ヘタフェが怒ったこともありました）。

ソブリーノの退団によりFWの補強を求めていたボルダラス監督にとっては、自身がプロデビューさせたよく知る選手がチームにやってきたことは大きなメリットとなるでしょう。一方で、彼の加入により、チームのストライカーはマキシ・ゴメス、ゲデス、マルコス・アンドレ、バジェホ、ドゥロと5人になりました。ボルダラス監督がバジェホを評価していないという声もあり、バジェホにとっては再び厳しいシーズンになるかもしれません。