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ロンゴリアと契約解除、次はアレマニー退団へ

クラブはテクニカルディレクターを務めていたパブロ・ロンゴリア(33)との2022年までの契約を両者合意のもとで解除したことを公式発表しました。昨年2月にやってきたロンゴリアは、1年7ヶ月でクラブを去る事になりました。

続いて、アレマニーの退団交渉も始められたとのことです。アレマニーには契約解除金の設定がありますが、クラブは退団を認める方針を固めており、2週間ほどで契約解除で合意に至るだろうとみられています。

ロンゴリアと契約解除、次はアレマニー退団へ

これまでにレクレアティーボ・ウエルバ、アタランタ、サッスオーロ、ユヴェントスでスカウト職を務めてきたロンゴリアは、国際的なレベルでの若い才能を発掘する能力に長けているプロの"鑑定家"です。ここ最近は"バレンシアのSD/スポーツディレクター(director deportivo)"として報じられることもありましたが、実際に選手の移籍交渉でSDとしての役割を果たしていたのはマテウ・アレマニーであり、アレマニーの部下として、多くの選手を見てその中からクラブの求めるプロファイルを備えた選手をアレマニーに推薦する"スカウト"がロンゴリアの仕事でした。バレンシアは彼のために新たにテクニカルディレクター(director técnico)という役職も新設しています。

国際的なビジョンを持っているロンゴリアは、特にバレンシアのカンテラを強化するという戦略に沿って、育成年代で欧州や世界のマーケットに精通している人材を積極的にバレンシアに連れてきました。昨年9月に、RBライプツィヒで南米地区のスカウトを担当していたセバスティアン・アレンツを採用、ビセンテ・ロドリゲスが退職した後の今年5月にはオンダ・セロ(スペインのラジオ局)でサッカー編集者を務めていたセルヒオ・サントメと、スイスのFCシオンでアカデミーの責任者を務めていたマルコ・オテロを採用しました。しかし、これらのプロジェクトを責任者として進めてきたロンゴリアが退団したことにより、クラブはカンテラの新しい戦略を明確に定義する必要があります。

ロンゴリアがバレンシアに来てから、最初に係わった移籍交渉はムクタル・ディアカビの獲得でした。リヨンに所属していた世界的には無名のフランス人CBに1500万ユーロを支払ったのはロンゴリアにとって大きな賭けでしたが、マルセリーノ監督に重用され、今夏4000万ユーロの値が付いたことで、この賭けは成功したと言えるでしょう。

もう1つのロンゴリアの賭けがウロシュ・ラチッチの獲得でした。このセルビアU-21代表のプレーヤーは、まだバレンシアでの存在価値を見せる事が出来ていませんが、昨季後半戦のテネリフェへのレンタル移籍は成功。今夏ポルトガルリーグでどのくらいやれるかで答えが出ることになりそうです。まだ評価が出来ないところではマヌ・バジェホやホルヘ・サエンスらが居ます。彼らの獲得もロンゴリアの進言によるものです。

そして、現在カンテラに在籍しているコバ・コインドレディ、ユヌス・ムサ、ノハ・ンドンバシ、ホアキン・ブラスケスの4人の外国人選手はバレンシアにとってのロンゴリアの遺産となるかもしれません。特に現在17歳のコインドレディは、今年の2月に加入してからすぐにトップチームの練習に参加しており、今夏のプレシーズンもマルセリーノの指導下で過ごしました。さらに下の年代では、まだ無名ですがマテウス・レゴウスキ、ルカ・ヴェリキッチ、ファクンド・ゴンサレス、メルト・デミルチといった外国人選手たちもチームに加えています。

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