ランヘルが指導者としてバレンシアに復帰
バレンシアがドブレテを達成した2003/04シーズンのメンバーのひとりで、先日現役引退を発表したダビド・ランヘル(35)がコーチとしてバレンシアに復帰する事が決まりました。ランヘルがクーロ・トーレスからの要請に応えたもので、BチームのGKコーチを務める事になります。
ランヘルはバレンシアのカンテラ出身のGKで、2004年にバレンシアを離れてからは主に2部リーグ、2部Bリーグに所属するバレンシア州内のクラブを転々としました。2006/07のエルクレスを除いて、所属したクラブではいずれもレギュラーとしてプレーし、毎年サモーラ賞ランキングの上位に名を連ねる働きをしてきました。昨季もオリンピック・シャティバでレギュラーとしてプレーし、2部Bリーグ(グループ3)最優秀GK賞を受賞。まだまだ現役で充分にやれる事を証明しましたが、今回バレンシアからのオファーを受けて現役引退し、指導者となる事を決断しました。
ランヘル
「VCFメスタージャのGKコーチ就任のお話しを頂きました。これまでの人生の全てをサッカーに捧げてきた私にとってグローブを外すという決断は簡単ではありませんでしたが、今回頂いたオファーは、私にとって非常に意欲を掻き立てられるものでしたし、オファーを受ける事を即答しました」
「クーロ・トーレスからは自分のコーチングスタッフの一員になってほしい、と声をかけてもらいました。第2監督のソトも、バレンシアではないクラブで一緒に働いた事がありますし、迷いはありませんでした」
「昨季プレーしたオリンピック・シャティバを含めてプレーヤーとしてのオファーもあり、現役を続けるという選択肢もありました。でも、今が自分の人生の転機であると確信しました。今トップチームに招集されているドメネクとフェッリを含め、バレンシアは良いGKを沢山揃えています。私はバレンシアがGKについて悩む必要は全くないと思っています」
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ダビド・ランヘル(プロフィール)