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ガヤとの契約延長交渉を一時ストップへ

クラブはガヤの契約延長オファーを一時撤回する事にしました。エル・デスマルケの報道によると、クラブはガヤとの間で契約条件では合意しているものの、代理人であるトルドラ・コンサルティングが要求してきた契約解除金の額が、クラブが受け入れられないものであったため、との事です。

ガヤの代理人を務めるトルドラ・コンサルティングは、クラブがこのカンテラーノに高額の契約解除金を設定する場合、彼の給与はチーム最高ランクまで引き上げられなければならないと考えています。そして、今回クラブが提示した給与はネグレド、エンソ・ペレス、オタメンディ、ロドリゴ、ジエゴ・アウヴェスらチーム最高給選手達の1ランク下に当たる金額であり、現在クラブが設定しようとしている契約解除金はその給与額とつりあっていないとして、3000万ユーロ程度で設定する事をクラブに要求しています。

しかしバレンシアは、これまで続けてきた「renoventa(※)」の方針を転換するつもりはありません。したがって、ガヤがクラブとの契約延長をする場合でも、代理人が指定してきた低額の契約解除金を受け入れる事はないでしょう。契約解除金が他クラブによる強奪から選手を守る盾となる事を望んでいるためです。

現在19歳のガヤの契約解除金は1800万ユーロに設定されていますが、彼に強い関心を寄せるレアル・マドリーやチェルシーなど欧州のメガクラブはこれを「バーゲン価格」と考えています。そのためバレンシアは、これらのクラブから彼を守る事が出来ない低い金額での契約解除金設定を望んでいません。

しかし問題は、代理人にとって契約解除金が彼が受け取る給料に対してはるかに高額である事です。今回、バレンシアがガヤに新たに設定しようとしている契約解除金の額は5000万ユーロと言われています。

バレンシアの考えは明確です。ガヤがバレンシアに残りたい場合は、クラブが提示した給与条件(トップチーム1年目の選手としては破格となるものです)と契約解除金を受け入れる事。一方、選手側の考えは、バレンシア残留を望んでいるものの、どんな条件でもいいというわけではない。何故なら彼には欧州のいくつものクラブが興味を示しているから、というものです。

ピーター・リムは、ガヤをクラブの新たなプロジェクトにおける将来の中心のひとりと考えており、ガヤとの契約延長を最初の大きなプロジェクトと考えています。クラブはガヤとの契約延長を望んでおり、既に給与アップのオファーを提出しています。しかし、トルドラがクラブの方針を打ち破ろうとしているため、交渉は引き延ばされる事となりました。

このような展開となった以上、どちらかが歩み寄りを見せない限りこの交渉はペンディングのままとなるでしょう。

「renoventa」について

選手の契約解除金を高く設定して買い叩かれないようにする、というクラブの方針です。マヌエル・ジョレンテ会長時代に掲げられたものであり、シンガポールで行われたクラブの取締役会でも「契約延長の際の経済的なガイドライン」として議題の一つとなりました。

この方針の最も大きな成功例はファン・マタです。このアストゥリアス人プレーヤーは2010年12月にクラブとの契約を延長し、翌年8月にチェルシーに移籍しましたが、2800万ユーロ+インセンティブという高額の移籍金をクラブに残して行きました。そして今、パコ・アルカセルと契約延長したのと同様に、クラブはガヤ、アンドレ・ゴメスらの契約解除金も引き上げたいと考えています。

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