ナチョ・ビダルと契約延長
Bチームの右サイドバックを務めている元スペインU-18代表DFナチョ・ビダル(20)が今季いっぱいとなっていたクラブとの契約を2年延長しました。
現在バレンシア大学で理学療法を学んでいるナチョ・ビダルは、バレンシアのカンテラにおいて近年最高と呼ばれる95年組(ガヤ、サルバ・ルイス、テンディージョ、トロピ、ナチョ・ヒル、カノらと同い年)のひとりです。14歳の時にエルクレスからバレンシアに加入。パテルナ練習場で過ごした6年の間に、スペインU-16、U-17、U-18代表にも招集されました。2013年の大西洋カップ(U-18)ではガヤと共に優勝カップを掲げています。
Bチームに昇格して初めてのシーズンを過ごしている今季のナチョ・ビダルは、序盤こそ出場機会を得られなかったものの、レギュラーのカルロス・アカポが負傷で長期離脱した10月以降は、右サイドバックの2番手で今季がBチーム3年目のシーズンとなるカメルーン人DFレウコからポジションを奪い、徐々に出場機会を増やしています。そのレウコについては、ナチョ・ビダルが契約延長した事により、今季いっぱいで契約を終えてクラブを去る事になるでしょう。
今季のバレンシア・トップチームの右サイドバックは、バラガンが絶対的存在となっています。レンタルで加入中のカンセロはベンフィカに帰る事になりそうですが、クラブはこのポルトガル人DFの代役となる選手を夏に補強するでしょう。契約延長したナチョ・ビダルですが、トップチームへの昇格は簡単ではなさそうです。
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ナチョ・ビダル(プロフィール)