cibercheによると、「現在、バレンシアはヨーロッパの主要リーグで最も優秀な成績を収めている3位チーム」だそうです。

32節を終えた時点でバレンシアは19勝6分7敗の勝点63となっています。他リーグの現在3位のチームの成績を見てみます。

イングランド・プレミアリーグのチェルシーがバレンシアと同じ32試合で勝点61、ドイツ・ブンデスリーガのバイエルンが30試合で勝点55、イタリア・セリエAのインテルは同じ勝点63ながら、試合数はバレンシアよりひとつ多い33試合となっています。さらに、ポルトガル(ブラガ)、ギリシャ(AEKアテネ)、トルコ(ブルサスポル)、スコットランド(ハーツ)、ベルギー(ゲント)といったリーグの3位の勝点も全て上回っています。

--
と、cibercheの記事はここまでだったのですが、フランスとオランダが無い・・・と思い調べてみました。すると、リーグアンのリヨンは31試合で勝点53という事でバレンシアの方が良い成績だったのですが、エールディビジを見たらアヤックスが31試合で勝点64を稼いでいました。というわけで、ヨーロッパ主要リーグで2番目に優秀な成績となります。

ちょうど昨季のこの時期、バレンシアは「ヨーロッパで最もチープな3位」と言われていました(33節を終えて勝点59)。そこだけ比べても、今季は昨季より良い成績を収めているといえます。ただ、昨季はラスト5試合を4勝1敗で駆け抜け、最終的に勝点を71まで伸ばして3位を確保しています。チームの現在の勝点は63なので、3勝すれば昨季の勝点は超えますが、当該成績で上回るビジャレアルとの勝点差が6ですので、6戦4勝で3位確定となります。

そして残り6戦で5勝すると、最後に優勝した2003/04シーズンの勝点77を超えると同時に、リーガが20チーム制になった1997/98シーズン以降のクラブ史上最高勝点を記録する事になります。