バレンシアの3点目を決めたバネガは、アセンホの守るゴールマウスを破った後、バレンシアのウルトラス「YOMUS」が居るコーナーに駆けより、スタンドに向けて耳に手を当てる仕草を見せました。このパフォーマンス、実は一週間前の出来事が呼び水となっています。

前節のホームでのデポルティボ戦で、バネガはスタメン出場しましたが、この試合でYOMUSがバネガに対して「大酒のみのバネガ」「バネガ、お前はスポンジボブか」といった罵声が浴びせていたらしいのです。

これらの罵声やチャントは、彼がピッチを退く77分まで続けられました。バネガはこの下品な行為をやはり許せなかったんでしょう。彼はマラガ戦でゴールをYOMUSに"捧げた"のです。そして、バネガはすぐにソルダードに飛びつかれ、仲間に囲まれ正当な祝福を受けました。

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マラガ戦の2枚のレッドカードについて、複数のメディアは審判からのプレゼントと報じていますが、ルビノス・ペレス主審が闇雲に乱発したわけではありません。

1枚目のレッドカードはペナルティエリア内でデミチェリスが後ろからマタを挟み倒し、得点機会を妨げたために提示されたもの、2枚目のレッドカードはロサリオが線審に向かって"corte de mangas(辞書だと腕で腕を叩く威嚇行為と書いてあるけど、画像検索すると中指を立てる画像が多く出てくる)"をしたために提示されたもので、どちらも一発退場に相応しい行為です。

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マラガ戦の勝利で、チームは2009年3～4月以来、エメリ監督がバレンシアの監督になって以来2度目のリーグ戦5連勝を達成しました。
しかもこの5試合全てでバレンシアは試合の最後の10分でゴールを決め、勝負強さを発揮しています(審判によるオフサイドの見逃しもありますが)。

第16節　ソシエダ戦　アドゥリス 92分
第17節　エスパニョール戦　マタ 92分
第18節　レバンテ戦　マタ 83分
第19節　デポルティボ戦　パブロ 93分
第20節　マラガ戦　アドゥリス 90分