第21節:バルセロナ戦を終えてコルベラン監督の公式会見(2025/1/26)
バルセロナ戦後のコルベラン監督の公式会見です。敗戦の責任は全て自分にあると話し、大敗を喫した理由の一つにプレッシングのミスを挙げました。
──試合総括
「私たちは明らかに争えるレベルにありませんでした。試合に求められていることを選手たちに伝えきれなかったのは私の責任です。私はピッチ上で起きた全てのことの責任を負います。試合のレベルに達しておらず、最初から最後まで優れていたライバルチームに敗れました。これはエスクードを代表するものとして、私たちが目指していた姿ではありません。」
──試合中の5バックへの変更
「バルセロナと対戦する時、4バックと5バックのどちらを採用するかで悩むことがあるでしょう。今日の私たちは4人のラインを引きましたが、彼らを封じ込めることができず、彼らの圧倒的優位な展開に対抗しなければなりませんでした。そこで5バックへの変更を行いましたが、彼らはそれでも私たちにダメージを与える方法を持っていました」
──DFのハイライン
「ハイラインにしたことよりも、相手にプレッシングをかける時に、チームで連動して押し込むことができなかったことが原因です。プレッシングの際にコントロールを失えば、速い選手を擁する相手にその代償を支払うことになります」
──解決策
「今日まずすべきことは、私たちが感じている痛みを消化することです。今日の私たちはバレンシアCFを代表する存在ではありませんでしたし、そのことを悔しく思います。なぜ争えるレベルに無かったかを知るためには、深い分析と自己批判が必要です。そこから解決策を探します。この敗北は、私たちの向上心を刺激するだけのものになるでしょう」
──チームのイメージ
「このシャツに求められるレベルで戦えずに敗れた時、それ以上につらい気持ちになることはありません」
──アウメイダへのファウルがPKにならなかったこと、ウーゴ・ドゥロへのPKの取り消し
「今日の結果では審判団の判定を評価するのは難しいです。今日のような試合の場合、責任を負うべきは私たちであり、議論の余地がある判定があっても、そこに疑問の声を上げることはバレンシアニスタを尊重していないことに繋がります。私は審判について話すことを好みませんし、今日は起きたことに対する自己批判をしたいと思っています」
──サディクを投入しなかったこと
「必要な選手交代を行いました。(背中の痛みを抱えている)ヤレクは自ら交代を求めましたし、継続して出場しているフルキエの状況を考慮する必要もありました。適切な選手交代を行ったと思っています」
──国王杯でのバルセロナへのリベンジ
「この試合で得た教訓を国王杯に生かすことを考えるのではなく、まず明日の練習で、そして次のセルタ戦で生かすことを考えなければなりません。チームが見せる反応は、この敗戦によって生じた痛み、無力感、感情の強さに比例するものでなければなりません。その反応こそが私が唯一求めているものです」
──ゲームプラン
「本来のチームは今日見せた姿よりもはるかに大きな力を持っています。しかし、今日は最初から自分たちの力を出して戦うことができませんでした。感情面ではポジティブなことは何も得られず試合面では内からも外からもバルサに破られました。チームが大きく劣勢に立たされているときに、選手たちにゲームプランとインテンシティを伝えられなかったことの全ての責任は私にあります」
──モスケラの欠場
「誰か特定の選手の不在による敗戦ではないと思います。私たちが試合で求められる課題に応えられなかったということです」
──国王杯
「国王杯については何も心配していません。私が心配しているのはこの結果に傷ついているであろうファンの感情です。私たちがいつでも彼らと一緒にいること、そして私たちが責任をもって争い、目標のために戦わなければならないことをファンは知る必要があるからです」
──アウェイに駆け付けたファンへのメッセージ
「遠征してチームを応援してくれたことに感謝します。そしてピッチ上で見せたものがクラブに相応しいものではなかったことをお詫びします」
──ディアカビの復帰
「今日のような悲しい日に、チームにとって重要な選手であるディアカビの復帰以上にポジティブなニュースはありません。数分間のプレーでしたが、彼が少しずつ試合感覚を取り戻すのに役立つと思いますし、復調すればチームに貢献してくれるでしょう」