レアル・マドリー戦を明日に控え、コルベラン監督が新年最初の公式会見を行いました。

──2025年の抱負を教えてください。
「まず初めに、皆様新年あけましておめでとうございます。2025年、全てのバレンシアニスタに喜びと幸せがもたらされることを心からお祈りいたします。個人としても、プロとしても、望むのはただひとつ、バレンシアニスタにとって最大の喜びを達成したいと思います」

──バレンシアでの最初の日々と、マドリー戦に向けての準備はいかがですか？
「5日間、グループで働いてきました。プロセスを始めたところです。次の試合が常に最も重要ですが、ラ・リーガの全てのチームと対戦するので、全ての試合を同じように準備しなければなりません」

──明日の試合で、再び"メスタージャを空っぽに"の運動が行われようとしています。あなたの意見は？
「私はここに来たばかりですが、もちろん全ての議論を尊重します。そうあるべきだと思うからです。同時に、私はバレンシアのファンのことをよく知っており、チームが抱えている困難を知っている彼らが、私たちチームを見捨てることはないだろうと思っています。彼らは私たちと一緒にいてくれるでしょう」

──残留に向けてファンには何を求めますか？
「私はファンに何かを求めることを好みません。何かを与えなければならないのは私たちの方ですから。重要なことはただ一つ、私たちがファンのためにベストを尽くすことです。ファンはチームの献身的な姿勢を見れば反応してくれます。バレンシアのファンはそういうことを理解し、評価し、反応してくれるファンです」

──補強についての意見はありますか？
「マーケットがオープンしてまだ48時間しかたっていません。私がここに来る前からクラブは補強に取り組んでいて、誰もがその進捗状況を見たいと思っています。物事が前進することを祈りましょう。私はこのチームの大部分の選手たちと共に働くというメンタリティを持ってここに来ました。私の目標はチームから最大限の力を引き出すことであり、新たに加わる選手たちはそこに付加価値を加えるためにやってくるのです。私はチームの進化に関する活発な議論に参加する監督となります。クラブが予測する成長について情報を得ることを私は好みます」

──この5日間でチームをどのように見ましたか？
「わずか5日間ではこのチームを評価するのは難しいです。ただ、このチームがこれまでの姿勢、献身、努力を維持すれば、私たちは大きく成長できると思います。毎日成長すること、それが私の目標です。このチームの仕事に取り組む姿勢には気に入りました。これを維持できれば私たちは成長できるでしょう」

──チームの変化を感じていますか？
「私が来る前のチームを知らないので、変化について話すことはできません。この努力と仕事を継続できれば、私たちが成長することは間違いありません。重要なのは毎日成長することです」

──対戦相手によって準備を変えますか？レアル・マドリー戦では何を心配ししますか？
「攻撃の形を持ち、圧力をかけてくる形を持っているライバルです。試合のところどころに流れを左右するディテールがあります。チームがそのディテールを理解することが重要です。私たちが作りたいアイデンティティは、相手チームとピッチで何を見せたいかを考慮します。どのチームにもニュアンスがあります。レアル・マドリー以上に私が重視しているのはチームとしての本質を取り戻し、私たちが伝えたいアイデンティティを構築することです。私たちは本来あるべきバレンシアにもっと近づかなければなりません」

──DANAの被災者のためにレアル・マドリーが示した連帯をどう思いますか？
「スペインサッカー界全体が参加し、支援を表明しました。中でも、マドリーのアクションは感動的なものでした。国の団結が示され、サッカー界はバレンシアの被災者たちに特別な敬意を表しました。それは感謝され、評価されるものだと思います」

──このタイミングでマドリー戦というのは、チームのモチベーションを上げるためには良いシナリオでしょうか？
「私たちの試合です。成長し、アイデアを表現し、そのコミットメントとエネルギーを発揮する機会──私たちが目指すバレンシアに近づく機会であると私は認識しています。まだプロセスの最初ですが、私たちはそのチャンスを得ました」

──初めてのメスタージャでの試合を控えて今の気持ちを教えてください。
「今日までクラブ以外の人たちと過ごす時間はほとんどありませんでした。時間がほとんどないので、仕事に集中しており、家族と過ごす時間はほとんどありませんでした。一般的にこの時期は家族と過ごす時期ですが、バレンシアCFの監督としての責任は重大であり、普通の人としての生活は脇に置いています、私にとってバレンシアCFの監督であることは大きな名誉であり、大きな責任を感じます。明日、私たちは一緒に旅を始めます」