コルベランが新監督に就任
バラハ監督の解任から一日、クラブはウェスト・ブロムウィッチ・アルビオン(以下、WBA)のカルロス・コルベラン監督(41)を招聘したことが公式発表されました。2027年6月までの2年半の契約です。また、クラブはWBAに移籍金として約200万ユーロを支払います。
コルベランはバレンシア州チェステ出身の指導者で、23歳の時にビジャレアルCで指導者としての仕事を始めました。41歳ながらすでに18年の指導者としての経験を持っています。
サウジアラビアやキプロスで経験を積んだ後、リーズ・ユナイテッドでマルセロ・ビエルサのアシスタントコーチを務めました。その後、EFLチャンピオンシップのハダーズフィールド・タウンや、ギリシャリーグのオリンピアコスなどで監督を務め、2022年10月にWBAの監督に就任していました。
コルベランはスペインの大衆レベルでは無名ですが、クラブレベルではそうではありません。実際、今季の開幕時にラス・パルマスがルイス・カリオンより前にコルベランにオファーを出していました。その時はコルベランはWBAに残ることを選びました。
そして、イングランドではすでにリスペクトを集める存在となっています。ビエルサのアシスタントとしてリーズをプレミアリーグ昇格に導いたこと、リーグで3番目に低い予算のハダーズフィールド・タウンをプレミアリーグ昇格プレーオフに導いたこと、就任時に下から2番目(23位)にいたWBAを9位まで押し上げたこと、そして昨季そのWBAを昇格プレーオフに導いたこと──しかもリーグ最少失点でした。守備の構築に定評があり、ユルゲン・クロップも「彼のチームには真のアイデンティティがあり、見ていて楽しい」と称賛しています。
コルベランは現役時代はGKの選手で、12歳の時にバレンシア・インファンティルBに所属したこともあります。トップチームの選手になる夢はかないませんでしたが、監督としてメスタージャに立つことになりました。
コルベランと一緒に彼のスタッフもバレンシアにやってきました。セカンドコーチにホルヘ・アラルコン、フィジカルコーチにラファ・アランダ、アシスタントコーチに元オサスナのダミア・アベジャが就任します。
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カルロス・コルベラン (プロフィール)