トップチームと同様に、VCFメスタージャの移籍市場最終日も慌ただしくなりました。クラブはアングーロ監督の構想外となっているDFダニ・サンチェス(18)、FWマルク・パロメロ(18)の2人をレンタルで放出しました。

既に選手登録の制限に達していたVCFメスタージャは、トライアルに合格したブラジル人FWダニエウ・パウリーノ(20)をチームに加えるために、選手を放出しなければならない状況にありました。

そこに加えて、トップチームがヘルマン・バレラをBチーム登録で獲得したため、最低でも2人を放出する必要が出てきました。そのためクラブは、構想外のダニとパロメロの2人を受け入れ先を急いで探すことになりました。

右サイドバックが本職のダニ・サンチェスは昨季、重傷を追ってシーズンを棒に振るまではカンテラでも期待されていた選手の一人でした。一年のブランクを経て復帰した今夏のプレシーズンも良いパフォーマンスを見せていましたが、ルボ・イランソ(21)とイスマ・サンタナ(20)がいるため出場機会を見込めず、移籍先を探していました。

彼の行き先はRFEF3部リーグのUDアルシラです。シーズン終了までの単純レンタルで契約がまとまっていますが、今季がバレンシアとの契約最終年であるため、このまま来夏、契約満了で退団する可能性が高くなっています。

昨季、UDアルシラのフベニールAにレンタルされていたパロメロは、バレンシアのアカデミーでこれまで多数のゴールを量産してきた純粋なストライカーです。フベニールカテゴリーを終えて今夏VCFメスタージャに昇格しましたが、このカテゴリーではまだ通用しないと判断されたため、彼もまた移籍先を探していました。

そしてパロメロの移籍先はRFEF3部リーグのパタコナCFに決まりました。彼も1年間の単純レンタルですが、バレンシアとの契約が2026年まであるため、来季パテルナに戻ってきます。

選手の登録枠が空いたことでクラブは、獲得の意思を固めながらも契約が保留となっていたパウリーノと正式に契約しました。1年間のレンタル移籍での加入で、25万ユーロの買取オプションが付いています。

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