ジャウメ・ドゥラと契約延長
クラブはフベニールAのスペインU-16代表MFジャウメ・ドゥラ・イ・ソレール(16)と2027年まで契約延長したことを公式発表しました。彼にとって初めてのプロ契約となります。
今季、バレンシアのアカデミーで6シーズン目を迎えているジャウメ・ドゥラは、沢山の才能豊かな選手が揃う2008年世代の中でも頭ふたつ抜きんでた特別な才能を持ったトップ下を本職とする選手です。現在の"パテルナ工場"で最も大きなポテンシャルを秘めたカンテラーノと評され、バレンシアは将来のプロジェクトを担う貴重な選手として扱っています。
昨シーズンは飛び級でプレーしたカデーテAで公式戦14ゴール20アシストを記録し、スペインの年代別代表チームにも当たり前のように招集されるようになりました。今季は一時負傷離脱したものの、彼に対する評価は変わらず、国内外のビッグクラブからの問い合わせが多数寄せられています。
これまでの契約が今季いっぱいとなっていたことから退団を心配する声もありましたが、クラブは彼に「16歳の誕生日に合わせてプロ契約を提示する」ことを約束し、辛抱強く待ちました。そして、ドゥラが5月15日に16歳になったのを機に約束通りプロ契約を提示。彼自身の夢もバレンシアのトップチームでデビューすることであったことから、契約書へのサインはすぐに行われ、今回の公式発表となりました。
契約条件はフェラン・トーレスやイ・ガンインなどかつてのカンテラのダイヤの原石たちと同様のレベルであり、契約解除金も彼と同じ年齢の選手の標準よりもはるかに高額の3000万ユーロに設定されました。
ここ数シーズンの爆発的な活躍により注目を集めているドゥラですが、今季はさらに大きな飛躍を遂げました。カデーテAでプレーする年代でありながら、今季の開幕戦では、2つ上のカテゴリーとなるフベニールAでデビュー。さらに今年1月には15歳でVCFメスタージャでのデビューも果たし、カデーテA、フベニールB、フベニールAと合わせて1シーズンで4つのチームでプレーした選手となりました。来季のプレシーズンはアングーロ監督のチームで行う可能性が最も高いと言われています。
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ジャウメ・ドゥラ (プロフィール)