ディエミトリエフスキ獲得へ
5月21日時点で公式発表は出ていませんが、ラージョ・バジェカーノ所属の北マケドニア代表GKストレ・ディミトリエフスキ(30)と先週契約を交わしたと各紙一斉に報じました。2026年までの2年契約で2年延長のオプション付きで、フリートランスファーのため移籍金は発生しません。
ディミトリエフスキは2012年の1月にイタリアのウディネーゼと契約し、ウディネーゼがクラブ間提携をしていたグラナダに加入しました。加入してすぐにカディスBにレンタル移籍。半年後の2012年6月にグラナダに戻りました。
2014/15シーズンにグラナダのトップチームでプリメーラデビュー。その後、ナスティック・タラゴナを経て、2018年にラージョに加入しました。ラージョではセグンダ降格・プリメーラ昇格を繰り返しながら公式戦191試合に出場、うち55試合でクリーンシートを記録しています。今季は37試合に出場してママルダシュヴィリと同じ13試合でクリーンシートを達成しています。
北マケドニア代表でも年代別代表を経て、2015年に国際Aマッチデビュー。これまで67キャップを記録しています。
バレンシアがディミトリエフスキの獲得に初めて興味を示したのは2019年のことでした。この時はバレンシアがネトを売ってシレセンを獲得したことで破談になりました。
それから5年が経過した2024年、1か月ほど前からバレンシアが再度彼の獲得に動いているという報道が出始めました。今夏フリートランスファーとなることもあり、中東からのオファーも寄せられていましたが、彼はスペインでのキャリア継続を選択しました。
彼の獲得により、今夏ママルダシュヴィリに何が起きても開幕戦でのGKのチョイスに悩まされずに済むことになりました。北マケドニア代表は今夏の欧州選手権に出場しないため、バラハ監督はプレシーズン初日から彼をチームに加えることができます。
一方、ママルダシュヴィリには多くの関心が寄せられています。中でもイングランドのニューカッスルが最も熱心で「4000万ユーロ近い金額を支払う用意がある」とイングランドのThe Timesが報じています。