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ハビ・ゲラのインタビュー「バラハの8番を付けるのはプレッシャーではなく誇り」

スペインU-21代表合宿に参加中のハビ・ゲラ(21)が、Diario ASのインタビューに登場。勉強のこと、ピポ・バラハ監督のこと、オリンピックについて語っています。

ハビ・ゲラのインタビュー「バラハの8番を付けるのはプレッシャーではなく誇り」

昨季のバジャドリー戦で決めたゴールによって、ハビ・ゲラはバレンシアニスタの英雄となりました。その数か月後、彼は自分にチャンスを与えたバラハ監督が現役時代に付けていた8番を引き継ぐことを躊躇しませんでした。今、彼はバレンシアでもU-21代表でも欠かせない選手のひとりとなっています。


──あなたが大学生であることはあまり語られていません。プロサッカー選手としての生活と、大学生活をどのように両立していますか?
「3年前にマーケティングの学位を取得しました。昔からビジネス(経営)の世界に関することに強い関心を持っていたんです。これはスポーツにも大いに関わってくる分野です。それで勉強を始めました」

──あなたは流暢に英語も話しますね。
「ええ、小さい頃からずっとバイリンガルスクールに通っていました」

──あなたが平均的なサッカー選手のプロフィールとは異なることがわかりました。
「確かに、普段勉強したり、母国語ではない言語を話したりというのは、一般的なサッカー選手のイメージとは異なるかもしれませんね。僕の場合は勉強しますし、英語を話します」

──英語のドラマや映画を見たり、国際試合で相手選手や審判と会話したりするのにもいいですね。
「普段は映画もスペイン語で観ますが、英語で観ても完璧に理解できます(笑) サッカーでも使えますね。特に代表チームに居る時は審判と話すのにも役立ちますし、新しい外国人選手がチームに来た時も、彼らと話したり、歓迎の気持ちを伝えたりするのに役立ちます」


──U-21代表にはバレンシアから4人選ばれました。あなたは9月から常にメンバー入りしていることを考慮すると、自分がラ・ロヒータ(U-21代表)のキャプテンかのような気分になりませんか?
「あなたの言う通り、全ての代表招集に参加している選手はそんなに多くないので、僕を信頼してくれたサンティ・デニア代表監督にとても感謝しています。改善を続け、またこの場所に戻ってくるために努力し続けなければ、という励みになります」

──U-21代表のMFは招集選手の入れ替わりが最も少ない場所ですが、同時に最も競争が激しい場所でもあります。オリンピックの登録選手は18人なので、何人かはメンバー落ちすることになりますが、フェルミン、トゥリエンテス、バリオスらとはどのような関係ですか?
「とても仲良くしていますし、とても良いグループです。ポジション的にも全員と良い関係を築いていますし、それはチームにとっても良いことだと思います」

──バレンシアとU-21代表ではたくさんの違いがありますか?
「スキームやプレースタイルは異なりますが、僕は自分が異なるスタイルに適応できるプレーヤーだと思っていますし、実際にどちらのチームでも快適にプレーしています。バレンシアでは2人のMF、U-21代表では3人のMFでプレーしますが、僕は中盤のどのポジションでもプレーできます。監督が僕をどこで起用してもそこで力を発揮します」

──ここ(U-21代表合宿)にはバレンシアから4人来ていますし、「キンタ・デル・ピポ」は今やあなたたちを指す有名なフレーズとなりました。5人のWhatsAppグループはありますか?
「グループは作っていませんが、お互いに最高の関係を築いています。僕らはほぼ同年代で、ほぼ同時期にトップチームでプレーするようになりました。それだけでも充分に特別な関係にあります」

──チームメイトであるモスケラがコロンビア代表ではなく、スペインU-21代表を選択したことについて彼と話しましたか?
「僕らはとても良い関係を築いています。彼のことは毎日見ていますし、彼が非常に高いレベルにあること、代表に選ばれるに値することは誰もが見てきたと思います。彼が苦労して勝ち取ったものなので、僕としては彼に今の仕事を続けるよう勧めるだけです。彼はうまくやってくれると確信しています」

──パリ・オリンピックではスペインが優勝候補だと思いますか?
「スペインはどこへ行っても優勝候補であり、タイトルを獲れるチームであることは既に証明されています。沢山の素晴らしい代表チームが居ることは間違いありませんが、僕らはチームを信じて、最初の瞬間からタイトルを目指さなくてはなりません」

──EURO2024と(オリンピック)のダブルを達成する野心はありますか?
「まずはその状況にならなければ意味がありません。僕が集中しなければならないことは毎日努力し、改善を続けることであって、シーズンの終わりにどうなるかがわかると思います」


──ルベン・バラハとよく比較されますか?
「今季の最初に背番号8を選びましたが、この番号で最もバレンシアニスタの記憶に残っている人がバラハ監督だと思っています。ルベン・バラハのポジションと番号を僕が引き継ぐことが出来ると言われました。実際に毎日の練習で模範となる存在になっています」

──レジェンドの背番号を背負うことにプレッシャーを感じませんか?
「プレッシャーはまったくありません。僕にとって誇りです。僕のキャリアが、成功を収めてきたバラハ監督のキャリアと同じようなものになることを願っていますし、そのために毎日働いています」

──監督としてのルベン・バラハはどうですか?あなたに沢山のアドバイスを与えてくれますか?
「物静かな人です。普段はあまり話さず、大声で叫ぶような姿もほとんど見ませんが、監督が話し始めると、僕らが誰ひとりとして経験したことのない世界の話であることがわかり、監督が話す全てのことがきっと将来役に立つだろうということを実感します」

──ヨーロッパカップ戦の目標は近づいていますか?
「ベティスとは勝点2差、ラ・レアルとは6差で、僕らは1試合少ないです。この未消化試合で勝点3を獲れればヨーロッパに近づくと思います。そして、もしアトレティックが国王杯に勝ったら7位もヨーロッパに行けるでしょう。昨季は厳しいシーズンだったので、自分たちがどこからスタートしたのかをいつでも頭に置いておかなければなりませんが、僕らが今季続けていることは誰も予想していなかったと思います」
※4位以上がチャンピオンズリーグ本大会、5位と国王杯優勝チームがヨーロッパリーグ本大会、6位がカンファレンスリーグ・プレーオフ出場。アトレティックが国王杯優勝し、5位以上でシーズンを終えた場合、6位がヨーロッパリーグ本大会に参加、7位にカンファレンスリーグ・プレーオフ出場の可能性がある。

──バレンシアのカンテラの秘密は何ですか?
「バレンシアのカンテラは世界最高のカンテラのひとつです。偶然、数人の選手が同時に昇格することになりましたが、僕らはそのチャンスを利用し、既に最高レベルのリーグでパフォーマンスを発揮しています。バレンシアのアカデミーには全てのカテゴリで優れた選手たちが居て、僕らが叶えた夢の実現に向けて努力している子たちが居ます」

──デビュー戦とバジャドリー戦のゴール、どちらの瞬間をより感情的に覚えていますか?
「両方ですね。普段緊張を感じるタイプではないのでデビュー戦も良かったと思います。そしてあのゴールはチームの状況を変えたゴールでしたし、僕をBチームの選手からトップチームの選手に変えたゴールだったと思っています」

──今季の目標は何ですか?
「ヨーロッパカップ戦に行くこと、オリンピックに出場すること、その2つが僕にとって叶えられる可能性のある夢です。幼い頃から応援してきた故郷のチームで、ヨーロッパカップ戦に出場して、ワールドカップや欧州選手権と同じくらい素晴らしい大会であるオリンピックに、母国を代表して出場できたらこんなに素晴らしいことはないでしょう」

──退場処分を受けた後、一時的にスタメンに入るのが難しくなり、オンラインで嫌がらせを受けた1月はこれまでのキャリアで最も大変でしたか?
「デビュー戦や代表チームなど、他の全ての瞬間が良いことばかりだったので、YESと答えたいと思います...。時には状況が一瞬で変わることがあります。最も困難な時期でしたが、僕はチームの一員であると考え、集中して働き続けました。そして今、その努力のおかげで出場機会と自信を取り戻しています」

──Twitterを辞めて良かったですか?
「サッカー選手はSNS上での露出度が非常に高いです。あの時行うべき正しい行動は、SNSから自分を隔離することだと思いました。SNSが僕に何も良いことをもたらさなかったからです。僕は正しい決断をしたと思っていますし、今もTwitterはやっていません」

──昨年、契約延長してからは、あなたの将来の話も全く聞こえなくなりました。
「将来についてよく聞かれるのですが、まだ契約延長してから1年も経っていないので驚きます。僕が居たい場所に居ることに疑いの余地はありません」

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