第27節:レアル・マドリー戦を終えてバラハ監督のコメント(2024/3/2)
マドリー戦後のバラハ監督の公式会見です。ゲームプラン、ディアカビの負傷、試合終了のホイッスルについてコメントを残しています。
──試合の総括をお願いします。
「緊張感のある試合で、いろいろなことが起こりました。前半の私たちは非常に良く、マドリーにミスを引き起こさせ、得点チャンスを生み出しました。前半の内容をふまえると2-1というスコアは妥当ではなかったように感じます。ただ、前半最後の失点は非常に素早いアクションから生まれたものでした。
後半、2-2になるまでは彼らの時間が続きました。ただ、ディエゴ(・ロペス)の決定機など、私たちにも3-1にするチャンスはあったと思います。私たちは決め切れず、相手が決め切ったという感想です。
最後の時間帯は選手交代で最後のプッシュをしようとしました。PK取り消し、ピーテルの2つの決定機、私たちにも得点できる可能性があったと思います。
試合のラストは、主審が"これが最後のプレーだ"と言い、マドリーの選手がクロスボールを上げる前に笛を吹いたのですからゴールは無効です。ハイレベルな試合でしたし、今日のチームには良い点が沢山ありました。勝点1で終わりましたが、この勝点を獲得するために、私たちは多くの部分で良いプレーをしたと思います」
──勝点1に満足していますか?物足りないですか?
「私は全ての勝点を重要視しています。レアル・マドリー相手に勝点3を得られた可能性があることを考慮すると、勝点1では物足りなく感じられるかもしれませんが、私達は良い競争力を見せました。
試合の中で、チームは自分たちのアイデンティティを確立しており、チームは継続性を維持してきました。マドリーは私たちに大きな危険をそれほど多くもたらしていません。今週行ってきた今日に向けての仕事は、勝利には繋がらなかったものの、ファンのサポートによって勝点を得ることが出来ました。勝点を積み上げ続けることが基本的なことです。勝ちたかったですが、この結果に満足しなくてはなりません」
──ディアカビの状態はいかがでしょうか?
「どのくらいの怪我なのかはまだ分かりません。今夜の最も悪いニュースです。私たちにとって重要な選手ですし、経過を見守りたいと思います。このようなことが起こると、自分自身ではコントロールできないものがある、ということに改めて気づかされます。危険なアクションではありませんでしたが、彼はピッチを去ることになりました。彼の様子を見た選手たちのジェスチャーがとても印象的でした。彼らがピッチ上で感じたものより軽い怪我であることを願っています」
──今日のメスタージャのファンはいかがでしたか?
「今日は私たちのファンがどのようなファンであるかを示す機会がありました。試合は、サッカーの試合が進むべき通りに進んだと思います。ファンはチームがサポートを必要としていることを理解しており、私たちを後押ししてくれます。大きなライバル心がある相手の時は、口笛を吹きます。メスタージャはいつもこのタイプの試合で特有の雰囲気を漂わせながら、再び良い感触を与えてくれました」
──今日は狙い通りの試合が出来ましたか?
「マドリーには集団的にも個人的にも多くのリソースがあります。私達はスペースを監視し、プレッシャーをかけることで、彼らがプレーしにくくなるように試合を持っていこうとしました。その目的は達成できたと思いますし、前半に2点取ることが出来ました。最後の失点だけが余計でした。後半は、こういう試合にしたいという明確な展望があり、そのおかげで多くのチャンスをゴールに近づくことが出来ました。完璧な試合をしたと思います」
──試合終了後にレアル・マドリーの選手たちが主審に抗議し、レッドカードが出されました。
「主審が試合終了を告げ、ボールがエリア外に出て笛が吹かれました。レアル・マドリーが抗議したい気持ちは理解します。抗議するにあたり、それが敬意を持って行われているものであれば正常なことだと思います。それ以外にコメントするつもりはありません」