ハコビアン獲得決定
エルチェ・フベニールAでプレーしていたアルメニアU-21代表DFアンドラニク・ハコビアン(18)を今季いっぱいの契約で獲得しました。2年延長のオプション付きで、フベニールAの登録となります。
ハコビアンは両親がアルメリア人ですが、地元バレンシア出身のセンターバックです。左利きで、空中戦の強さに定評があり、アグレッシブなプレーが持ち味と評されています。
2022年の夏にコレヒオ・サルギからエルチェに移籍。エルチェでの初年度はフベニールBでレギュラーとしてリーグ戦28試合に出場し、アルメニアU-21代表にも招集されるほどの活躍を見せました。しかし今季はエルチェ・フベニールAで出場機会を得られず、先月契約解除していました。
エルチェとの契約を終えたハコビアンにはアルシラ、レアル・ムルシア、カルタヘナなどのアカデミーからオファーがありましたが、本人はビジャレアルCのトライアルを受けました。ビジャレアルでの評価は悪くないものでしたが、最終的にビジャレアルは彼との契約を見送る決断をしました。
ビジャレアルとの契約に至らなかった一報を受けて、バレンシアのアカデミーの責任者は即座に彼にオファーを出し、今回の契約にこぎつけました。クラブとしては今季残りのシーズンをミゲル・アンヘル・ビジャファイナ監督のフベニールでプレーさせながら、必要に応じてVCFメスタージャでプレーさせるというプランを持っています。
今季のリーグ戦で苦戦を強いられているフベニールAは、1月にパナチ、2月にイケル・コルドバと2人のセンターバックを負傷で失うことになりました。また、ダニ・サンチェス、ミゲル・モンフェレールと2人の右サイドバックが負傷で長期離脱しているため、キャプテンでCBのマルク・チュストは右サイドバックを務めなければならず、ビジャファイナ監督はフベニールBのルベン・マルティネスやナチョ・ロペスらを引き上げてセンターバックで起用せざるを得ない状況にありました。そのため、ハコビアンにはビジャファイナ監督の守備のオプションを増やすことが期待されています。
関連記事
アンドラニク・ハコビアン (プロフィール)
ロドリゴ・ネリ獲得決定 (2024年2月)