第22節:アトレティコ戦を終えてバラハ監督のコメント(2024/1/28)
アトレティコ戦後のバラハ監督のコメントです。今季ワーストと言える試合をしてしまったことに怒りを見せました。
──試合の総括をお願いします。
「酷い試合でした。今日の私たちはこれまでのような状態ではありませんでした。リズムがつかめず、プレスもできず...前半のラストプレーまで0-0を維持していたことがこの試合で一番良かったことでしょう。
私が言いたいのは1試合1試合に全力を注ぐということです。このスタジアムに最高レベルの状態でやってきたとしても、アトレティコはライバルを倒す力を持っています。今日の私たちはプレスがかからず、相手を恐れてラインを維持できませんでした。私はこのような状態のチームを望みません。前半が1-0で終わったのは奇跡だったと言えます。ハーフタイムに全員を交代する必要があるくらいの前半でした。
後半は多少のリアクションをして、決定機はありませんでしたが、私たちらしさを見せることが出来ました。良いダイナミクスの中にいる時に、このようなチームが目の前に立ちはだかってくれることで、道を踏み外さないようにしなければならない、ということを学べます」
──完敗と言えるこの敗戦をどのように消化しますか?
「敗北を受け入れる方法は2つあります。ひとつは自分が改善できる点を大事にすること、もうひとつは、このシャツを着ることの重みと要求を理解し、特定の試合で負ける可能性があることを知ることです。そして負ける時はどう負けるかも重要です。今日は気に入らない負け方をしました」
──今季ワーストの試合でしょうか?
「ベルナベウでの試合もほとんど何もできず、大差がつきました。ただ、あの試合では、私たちは何をしたいかを理解し、ピッチでそれを見せていました。今日の私たちは何をしなければならないかを理解することさえ困難な状況でした。もちろん責任は私にあります。デュエルやインテンシティで相手の方が優れていました」
──次節に向けて、チームは改善できるでしょうか?
「もう一度試合を見て、よく分析するつもりです。彼らには決定機が3度も4度もあったのに、私たちにはありませんでした。前半の最後に酷いミスをし、1-0にされてしまいました。物事を正しく行わないと、私たちはもっと脆弱なチームになってしまいます。この敗北を有益なものにしなければなりません」
──来季のヨーロッパカップ戦出場を期待するファンの声をどう感じていますか?
「ファンが今のバレンシアに喜んでくれていることは嬉しいですが、私たちはそこに乗っかってはいけません。今日はたくさんのシュートを浴び、悪い試合をしました。アトレティコは終始快適にプレーしたことでしょう。悪い試合をした時は、はっきりと認めなければなりません。今日の私たちは自分たちの持つレベルのプレーをできませんでした」
──ハビ・ゲラがスタメンに復帰しました。
「ハビは8番としてプレーしました。カノスが居ないので、ディエゴ(・ロペス)を左サイドに戻しました。ハビにはバランスを取りながら、空いている選手を見つけてもらいたかったのですが、上手くいきませんでした。デュエルに負けてプレスをかけられませんでした」
──レアル・マドリー・カスティージャのピーター・フェデリコの獲得についての進展はいかがでしょうか?
「私はそのテーマについて何の情報も持っていません」
──次節:アルメリア戦ではどのように準備をしますか?
「アルメリアとの試合は今日よりも難しいものになるでしょう。アルメリアの順位を見て、全力を出さなくても勝てると思う人も少なからず居るかもしれません。今のアルメリアは良い試合をしています。良いダイナミクスにいる時、勝つことが簡単なことのように見えてきますが、実際にはそうではなく、負けることもあります。私たちはまだ何も成し遂げていないことを改めて認識する必要があります」
──ファンへのメッセージをお願いします。
「国王杯での敗退は挫折と言えるものでしたが、今日ここでの敗戦は挫折ではありません。ここで負けるということは、このようなスタジアムに来た時に起こり得ることの一例です。しかし、私はその負け方が気に入らなかったので、選手たちに対して批判的でなければなりません。改善し、成長するために活用する必要があります。うちの子たちもこの敗戦から何かを得てくれると信じています。彼らは自分たちが居るクラブの要求を知り、それに応えなければなりません」