VCFメスタージャのコーチングスタッフ人事
VCFメスタージャで第2監督を務めているラウール・ペレス(46)が、RFEF1部リーグのレアル・ウニオンの第2監督に就任するため、現職を辞任することでクラブと合意しました。
レアル・ウニオンはクリスマス休暇に監督を交代し、イニゴ・イディアケス新監督が就任しました。そしてイディアケス監督のオファーを受けたラウール・ペレスがこのオファーを受け入れました。
ラウール・ペレス監督はカンタブリア州出身の指導者で、ラシン・サンタンデールの育成年代で経験を積んできました。2013/2014シーズンにはラシン・サンタンデール・フベニールAを率いてリーグ優勝、フベニール・チャンピオンズカップでは当時バラハ監督が率いていたバレンシア・フベニールAを敗退させています。
育成年代での修行を終え、2016年からシニアカテゴリーの指導者に。2019/2020シーズンにCDラレドの監督として、良く2020/2021シーズンにSDフォルメンテーラの監督として2つのクラブで2年連続での昇格を成し遂げ、2021年にVCFメスタージャにやってきました。
2021/2022シーズン、ミゲル・アンヘル・アングーロ監督のスタッフの一人としてチームのRFEF2部リーグ昇格に貢献。ラウール・ペレス個人としては自身が指導したチームが3年連続で昇格する、という結果を残しました。
昨季、VCFメスタージャがRFEF1部リーグ昇格プレーオフに進出したことで、自身の4年連続昇格も射程圏内でしたが、CPカセレーニョに敗れ、昇格を逃しました。大きな要因のひとつはチームの多くのレギュラー選手たちが極限状態にあるトップチームに連れていかれたことでした。
この辞任を受けてクラブは、アングーロ監督のパートナーとなる新たな第2監督を探し始めました。そしてラウール・ペレス辞任発表の翌日、今季バレンシア・フベニールBの第2監督を務めているカルロス・ドゥラを内部昇格させることを決定しました。
カルロス・ドゥラは、2020年からVCFフェメニーノにて戦術アナリストや第2監督として、ホセ・バルゲス監督やアンドレア・エステバン監督のスタッフとして働いてきました。アカデミーの戦術分析チームのスタッフも兼任しており、若いカンテラーノたちの特性を完全に理解している人物のひとりです。